萌え用語としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/30 00:38 UTC 版)
「ブラザーコンプレックス」の記事における「萌え用語としての利用」の解説
いわゆるゼロ年代以降、ゲーム(特にアダルトゲーム)やアニメ、ライトノベルなどで、萌え用語としてブラザーコンプレックスと言う用語が使われることもある。中国語では「兄控」、「弟控」という。ブラコンを扱った(もしくはその気質を持つ人物が登場する)具体的な作品例として、『月下の一群』(吉野朔実作、1982年)、『シスター・プリンセス』、アダルトゲーム『かみぱに!』(2008年)『あまつみそらに』(2010年)、『プリズム◇リコレクション!』(2013年、制作はいずれもアダルトゲーム制作会社クロシェット)、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』(鈴木大輔作、2010年~)、『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』(草野紅壱作、2008~2016年)、『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件』(松本ナミル作、2015年~)『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』、『聖剣使いの禁呪詠唱』などの作品が挙げられる。この場合、男性のシスターコンプレックスに対応して利用されていると考えられるが、実際には女性のブラザーコンプレックスは悲劇的で激しいものが多いため、シスターコンプレックスに比べると利用率は低い。斎藤美奈子は、セイラ・マスはシャア・アズナブルに対してブラザーコンプレックス気味であると述べている。志村貴子の『ビューティフル・エブリデイ』にはブラザーコンプレックスの少女が登場する。 また、近年[いつ?]やおい系雑誌に対する評論を中心に、兄弟間においてもこの用語が使われることも多い。 2012年8月12日までに、フレックスコミックスは公式サイトに、ブラザーコンプレックスを題材としたアンソロジーコミック『ブラコンアンソロジー Liqueur ―リキュール―』の特設ページを開設した。
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