萌え用語としてのシスターコンプレックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 06:38 UTC 版)
「シスターコンプレックス」の記事における「萌え用語としてのシスターコンプレックス」の解説
萌え用語としても使われるが、この文脈における用法は実際のシスターコンプレックスとは意味合いに差異が存在する。例えば妹について萌え用語としてシスターコンプレックスという用語を使う人間の中には実際には妹がいない場合も多い。また、妹がいる場合であっても自分の妹に対しては何も感じない場合も多い。妹萌えであるにもかかわらず、自分の実際の妹を嫌っている場合すらある。2000年代に入りこの用法の使われ方がメディアでは多くなり、実際のシスターコンプレックスの影が薄くなってしまっている。 これは実際にはロリータ・コンプレックスの一種であるとも考えられるが、この場合には幼さではなく、兄妹という関係性、ないしは「妹」という存在自体に対して興味があるとされるため、必ずしも同じではない。 同性間にシスターコンプレックスの用語が使われる事もあるが、男性側(男性向け作品)の視点としては「お姉ちゃんを(異性に)取られたくない」という意味合いのものが多い。女性側では姉と妹のカップルに用いられることも多い。なお、これらは概念としては確立しているが作品描写は少数である。これらの意味でのシスターコンプレックスは「妹的存在」「姉的存在」にも応用されており、その適用範囲は実に多岐にわたる。 CBRは、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を、シスコンのスライス・オブ・ライフアニメと呼んでいる。2020年3月27日に、KADOKAWAは「理想の姉妹」を題材としたアンソロジーコミック『読者参加型アンソロジー シスター・コンプレックス』を刊行した。
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