草月展
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全国各支部主催などで展覧会が数多く開かれるが、春(6月上旬/新宿髙島屋)と秋(10月末〜11月初旬/日本橋高島屋)、本部主催による草月いけばな展(草月展)が催される。秋の草月展の新人賞審査員には彫刻家・美術家などが招かれ、家元とともに審査する。本部主催の草月展には、家元・本部講師を含む師範の有志が出品し、なりたての師範も数十年のベテランも経歴無表示で区別なく作品が展示される。出品申し込みは先着順で基本的に選別はなく、制作内容については、例えば2013年春の草月展の「自作花器にいける」などのようにテーマ・課題が与えられることがあるが、いけ方や材料調達は各々の工夫に一切任せられる。自由な個性を推奨し作風が不揃いであるため、出品者の提出デッサンを参考にあらかじめ会場構成の配置が作成される。作品は、台の上にいけられる小品から、床に直置きで背丈以上をいける大作、鑑賞の角度を選ばない吊り作品、半立体の壁作品・レリーフなど、花器を使わない作品も多く、また、床から作品が直に生えているように見せる効果など、旧来のいけばなにはない施工も特徴である。 通称「新宿展」は、「日本橋展」の半分以下の規模で、日本橋展のみに回数が振られている。 第98回 草月いけばな展「花は、私になる。」2016年10月26日~10月31日(日本橋) 草月いけばな展「自然の花の中から、いけばなという別な花が咲くのだ。」2017年6月1日~6月6日(新宿) 創流90周年記念 第99回 草月いけばな展「花創(Hana so)」2017年10月25日~10月30日(日本橋) 草月いけばな展「何にいけるか-それが問題だ!」2018年5月31日~6月5日(新宿) 第100回 草月いけばな展「花賛歌」2019年3月20日~3月25日(日本橋)(※高島屋工事により時期変更) 第101回 草月いけばな展 2019年11月20日~25日(第1会場:スパイラルガーデン(表参道)、第2会場:草月会館(赤坂))(※場所変更)
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