嘉陽炭鉱鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 14:31 UTC 版)
嘉陽炭鉱鉄道(かようたんこうてつどう)は中国四川省楽山市犍為県にある狭軌鉄道である。
- ^ 2016年をもって石炭の鉄道輸送が終了し、当初の鉱山鉄道としての役割は失われた[2]。
- ^ a b ただし2017年末の新製ディーゼル機関車導入後、この限りでなくなった[3]。
- ^ 中国本土にも轻便铁路という語彙は存在するが、香港軽鉄(軌間1435mm)に代表されるように、日本でいうLRTを指す場合が多く、日本での用例とはやや異なっている。
- ^ 中国の狭軌路線としてはメーターゲージの昆河線(現存)が代表的であるが、かつては河南省や黒竜江省において広大なナローゲージ路線網が広がっていた。更に、当鉄道のような小規模産業鉄道に至っては全土に数多く存在したが、道路網の発達に伴い激減した。
- ^ 第一坑口は駅から南に向かった方向の川べりにあり、ウィンチ設備などの施設跡が今も残る。
- ^ 馬辺河は鉄道の南方に位置する岷江の支流で、犍為市街地南方で岷江に合流する。馬廟は芭溝からみて東南東、河の合流点に位置する集落。後年、下流に建設されたダムによりせき止められ、馬廟周辺は桫欏湖(桫椤湖)と称するダム湖となっている。遊覧船が就航し、鉄道を含めた周遊観光コースに組み込まれている[4]。
- ^ a b c 2018年夏からは平日も昼の普通列車が運休し、2往復に減便されている模様[2]。観光列車、休日ダイヤは不明。
- ^ 2015年に導入された17、18号機とみられるが、これらは完全な内製ではなく新製ボイラーに在庫部品を組み合わせたリビルドではないかとの指摘がある。[12]
- ^ a b 彭州では廃線跡の一部を転用した観光鉄道丹景山小火車(全長3.2km)が2017年に開業したが、機関車、客車とも完全に新製された車輛を使用しており、特に機関車は当鉄道の新型機関車と同型とみられる。
- ^ 公司简介 2016.
- ^ a b c d John Raby:SY-country news
- ^ a b 嘉陽BBS 2017c(2017年12月27日)
- ^ 嘉阳桫椤湖旅游景区-Ctrip
- ^ a b BaShi Railway. Archived 2007-06-30 at the Wayback Machine. auf: railwaysofchina.com
- ^ 嘉陽BBS 2018a(2018年1月2日)
- ^ “China’s last steam train”. BBC Travel. British Broadcasting Corporation. 2018年3月6日閲覧。
- ^ 嘉陽BBS 2017b(2017年11月17日)
- ^ a b c d 鬼頭、和田『Rail Magagine No.405【芭石鉄路最新消息】』 2017.
- ^ R. N. Pritchard: Industrial Locomotives of the People's Republic of China. Industrial Railway Society, Melton Mowbray 2008, ISBN 978-1-901556-48-3.
- ^ 公司概况 2016.
- ^ John Raby:A Day at Mifeng with the chickens
- ^ Ameling Algra: Steam in China, October 2011.
- ^ John Raby: "China Real Steam Tour February - March 2016"
- ^ John Raby:China Narrow Gauge Tour April 2018
- ^ Rob Dickinson: "Shibanxi GOLD,2008"
- ^ a b 嘉阳桫椤湖:周末应该这样过——嘉阳小火车游记 - 搜狐
- ^ 芭石(バセキ)鉄道・「嘉陽SL」蒸気機関車 - 中国重慶黄金假期国際旅行社
- ^ 嘉陽BBS 2018b(2018年1月18日)
- ^ 嘉陽BBS 2017a(2017年10月17日)
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