航空会社による運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/21 19:55 UTC 版)
「ハンドレページ ハーミーズ」の記事における「航空会社による運用」の解説
ハーミーズ IVの初号機(登録記号:G-AKFP)の初飛行が1948年9月5日に行われる一方で、生産は早々と立ち上がったが初期の機体はヘイスティングスの部品を使用したために重量過大となり、当初BOACから受領を拒否された。 ハーミーズ IVは1950年8月6日にようやくBOACに就役し、アブロ ヨークの後を引き継いでトリポリ、カノ、ラゴス経由でアクラまでの西アフリカ路線に就航し、その年の末までにケニアと南アフリカ共和国への路線でも飛び始めた。BOACが運航したハーミーズ IVは西と南アフリカ路線で使用されたが、1952年には早々とこれらの機体は信頼性の高いカナディア アーゴノートに代替された。しかしながらデ・ハビランド DH.106 コメットが飛行停止となると1954年7月に再度路線に復帰し、12月まで使用された。 これがハーミーズの旅客航路での最後の使用ではなく、余剰機は独立系のチャーター航空へ売却され、1952年にエアワークが4機を購入し、その他はブリタヴィアとスカイウェイズで主に兵員輸送業務に使用された。これらの機体の多くはオリジナルのハーキュリーズ 763が使用するものよりも低オクタンの燃料が使用できるハーキュリーズ 733エンジンを装着しハーミーズ IV Aと命名されたが、燃料の供給状況が改善されると標準型ハーミーズ IV仕様に戻された。エア・リンクス(Air Links)が使用していた最後のハーミーズは1964年12月13日に引退し、その9日後に廃棄処分にされた。
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