自転車文化人として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 06:47 UTC 版)
自転車通勤の実情、自転車の愉しみにとどまらず、「自転車的なる」ものに価値を見いだし、自転車に関する催しや公的な会議などで健康や環境問題、福祉、社会の在り方を意識した交通施策を論ずるなど、自転車文化人・ジャーナリスト・オピニオンリーダーとして活躍している。発行するメールマガジン『疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」』は、配信サービスmelma!の「メルマガ オブ ザ イヤー」で2005年カテゴリー賞(スポーツ)、2006年総合大賞を受賞した。主著『自転車の安全鉄則』では、何はともあれ左側通行を厳守することで、年間400人程度の事故による死者を減らせると主張している。このほかテレビ・ラジオの番組に「自転車ツーキニスト」として登場することがある。 2005年春、自転車専門誌で自転車の車道通行が原則禁止される可能性を指摘した。警察庁が2006年11月に発表した『自転車の安全利用の促進に関する提言』と、12月に発表した道路交通法改正試案には、自転車の歩道通行の要件緩和(警察庁は「限定」的「明確化」であるとしている)が盛り込まれ、『提言』には「自転車が車道を通行することが特に危険な場合は、当該道路の自転車通行を禁止することなどの措置を講ずること」という内容が含まれていた。これに対して、自身のメールマガジンのほか、テレビ・ラジオへの出演、新聞・雑誌への執筆などを通じて反対を訴えた。この経緯については著書『それでも自転車に乗り続ける7つの理由』にまとめられている。
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