綾本著色聖徳太子絵伝(絵殿旧障子絵)〈秦致真筆/(法隆寺献納)〉
主名称: | 綾本著色聖徳太子絵伝(絵殿旧障子絵)〈秦致真筆/(法隆寺献納)〉 |
指定番号: | 141 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1965.05.29(昭和40.05.29) |
国宝重文区分: | 国宝 |
部門・種別: | 絵画 |
ト書: | |
員数: | 10面 |
時代区分: | 平安 |
年代: | 1069 |
検索年代: | |
解説文: | 法隆寺東院絵殿【えどの】の障子絵として秦致真【はたちしん】によって平安時代の延久元年(一〇六九)に描かれたもの。江戸時代に屏風に改装され、明治年間皇室に献納されたいわゆる法降寺献納旧御物の一つである。各隻とも、ほとんど画面一ばいに山水、樹木、宮殿、寺社等を配し、その間に聖徳太子の諸事跡を描く。太子絵伝では現存中最も古く、また遺作の少ない平安時代大和絵の貴重な作品でもある。 |
絵画: | 絹本著色阿弥陀二十五菩薩来迎図 絹本著色阿弥陀聖衆来迎図 絹本著色鶉図 綾本著色聖徳太子絵伝 高松塚古墳壁画 鳳凰堂中堂壁扉画 麻布著色吉祥天像 |
綾本著色聖徳太子絵伝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:48 UTC 版)
「法隆寺献納宝物」の記事における「綾本著色聖徳太子絵伝」の解説
国宝。もと法隆寺東院絵殿の障子絵だったもので、縦約190センチメートルの大画面に聖徳太子の一代記を図示する。現在は10面の額装に改装されている。記録により延久元年(1069年)、秦致貞(はたのちてい/はたのむねさだ)の筆と判明する(絵師の名は「秦致真」とも)。画面の損傷が大きく、後世の補筆も多いが、図像はおおむね当初のものを伝えていると考えられる。平安時代にさかのぼる大和絵障壁画の遺品で、制作年代、作者まで判明する、稀有な遺品である。
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