結果・成績
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1903年にワールドシリーズが創設されたときからリーグに参加している16チームは、いずれも複数回の優勝を経験している。最も早く2度目の優勝を達成したのは1907年・1908年のシリーズを連覇したシカゴ・カブスである。ただし翌年からは、2016年に3度目の優勝を果たすまで、優勝から100年以上も遠ざかっていた。2度目の優勝が最も遅かったのは、2008年に2度目の優勝を果たしたフィラデルフィア・フィリーズである。フィリーズはワールドシリーズ初優勝も1980年で16チームの中では最も遅く、1969年に初優勝したエクスパンションチームのメッツにも先を越されている。ブルックリン・ロビンス(現在のロサンゼルス・ドジャース)は初出場から7シリーズ連続で敗退しており8回目の出場で初優勝を果たした。 一方、1961年以降のエクスパンションによって創設された14チームのうち、複数回の優勝を経験しているのはニューヨーク・メッツ、トロント・ブルージェイズ、マイアミ・マーリンズとカンザスシティ・ロイヤルズの4チームのみである。このうちメッツ、ブルージェイズ、マーリンズの3球団はフィリーズよりも早く2回目のワールドシリーズ優勝を達成している。テキサス・レンジャーズ、ミルウォーキー・ブルワーズ、サンディエゴ・パドレス、シアトル・マリナーズ、コロラド・ロッキーズ、タンパベイ・レイズの6チームには優勝経験が無く、ロッキーズはワールドシリーズでは未勝利、マリナーズに至っては未だ出場したことすらない。ブルージェイズ、マーリンズ、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、ロサンゼルス・エンゼルス、ワシントン・ナショナルズの5球団はワールドシリーズでの敗退がない。ブルージェイズはエクスパンションチームで唯一、ワールドシリーズを連覇している。エクスパンションチーム同士の対戦はこれまでに2015年・2019年の2例ある。 ヒューストン・アストロズは30球団で唯一ナショナル、アメリカンの両リーグからワールドシリーズへ出場している。またミルウォーキー・ブルワーズもアメリカンリーグに所属していた時に1度の出場経験があるが、両球団とも創設当時に所属していたリーグでは優勝を果たせないまま所属リーグが替わっているため、現状のリーグ編成では両リーグでワールドシリーズの優勝を達成するチームは出ないことになる。
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