経済と観光 - バリ島経済を支える観光業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 05:18 UTC 版)
「バリ島」の記事における「経済と観光 - バリ島経済を支える観光業」の解説
2004年 産業別バリ州域内総生産(単位:100万ルピア)産業区分金額%農林漁業6,011,426 20.7% 採鉱・採石業196,471 0.7% 製造業2,610,131 9.0% 電気・ガス・水道業522,533 1.8% 建設業1,132,719 3.9% 商取引、ホテル、レストラン8,452,944 29.2% 通信輸送業3,275,453 11.3% 金融業1,969,622 6.8% サービス業4,815,272 16.6% 合計28,986,595 100.0% 芸能・芸術の島として知られ、かつ早くからビーチ・リゾートが開発されてきたバリは世界的な観光地となっており、東南アジア各地のビーチ・リゾートのモデルとなっている。先進国の経済的価値を基準として比較すると物価水準がかなり低廉であり、比較的若年層でも十分楽しめることも人気の一要素である。訪れる観光客で一番多いのは、かつては日本人であったが、現在はオーストラリア人である。したがって、バリ島の貨幣経済は観光収入で成立するものとなっており、財政面でもバリ州の収入の3分の2が観光関連によるものとなっている。 バリ島は古くから農業中心であったが、バリ州の産業部門別就業人口の推移を見てみると、1971年には農林漁業が66.7%、商業・飲食・ホテル・サービス業が18.8%であり、1980年でも農林漁業が50.7%、商業・飲食・ホテル・サービス業が29.8%であったのが、2004年には農林漁業が35.3%にまで減少し、商業・飲食・ホテル・サービス業が36.4%に達している。農民の平均月収が50ドル(約5,000円)未満であるのに対して、観光業従事者のそれは50 - 150ドル(約5,000 - 1万5,000円)に達する。バリ州全体の域内総生産高でみると、農業はなお全体の20%以上を占め、観光業もバリ州のフォーマルな経済活動の40%を占めるに至っており、また、工芸品の輸出額は年額15億ドル以上に上る。
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