細胞質膜とは? わかりやすく解説

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細胞質膜 [Cytoplasmic membrane]

 細胞膜または原形質膜ともよばれるウイルス以外の生物基本的に細胞からできている。その細胞質包んでいる厚さ約8nm(1nmは1μmの千分の1)の薄い膜を細胞質膜という。細胞質膜には約20-30%のリン脂質含まれている。そのほかに種々のタンパク質糖タンパク質などが細胞膜構成している。また、透過酵素なども含まれ、これらが種々の代謝を行う役割をもっている。細菌の細胞質膜のおもな働き(1)各種物質輸送(能動輸送)(2)細胞壁成分鞭毛などの合成 (3)呼吸作用によるエネルギー代謝 などである。さらに分裂して増殖するときはDNAの複製など新し細胞をつくる上で重要な役割をもっていると考えられている。また、光合成細菌では細胞膜由来のクロマトフォアで光合成行っている。なお、強好塩菌などの古細菌の細胞質膜の構造一般細菌とは異なっていることが明らかにされている。




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