紅織【ベニオリ】(草花類)
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登録番号 | 第12450号 |
登録年月日 | 2004年 12月 8日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 紅織 よみ:ベニオリ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ほととぎす」に夏秋系小ギクを交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻は極深、二次欠刻の程度は高、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径はかなり小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHSカラーチャート9508)、裏面の色は赤紫(同9214)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はかなり早である。「セイプリラ」と比較して、葉の二次欠刻の程度が高いこと、たく葉の形が2深裂であること等で、「セイナツ」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、外花弁の表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「ほととぎす」に夏秋系小ギクを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「紅しずく」であった。 |
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