紅の香【ベニノカオリ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5422号 |
登録年月日 | 1997年 2月 28日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 紅の香 よみ:ベニノカオリ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社ミヨシ | |
品種登録者の住所 | 東京都世田谷区八幡山2丁目1番地8号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 清水基夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,ウケユリに「レッドルビー」を交配して選抜・育成されたものであり,花は大輪,ヤマユリ型で地色は黄白,中肋部は鮮紫ピンク色の切花向きの晩生種である。 草丈は75~99㎝,茎の直径は5 ~9.9mm ,色は緑,毛じは無,節間長は茎の中央部が 5~9 ㎜,止葉下が20~39mmである。葉序は 3/8,葉の形は広披針形,中央部のそりは外反転,先端部のそりは水平,ねじれは無,幅は30~39㎜,長さは16~20㎝,数は多,着生角度は60~89°である。つぼみの形はⅦ型,花の向きは90~119 °,花房の形状は散形花序,花全体の形はヤマユリ型で一重,花径は 180~ 209㎜,内花被の幅は50~59㎜,長さは 9~12㎝,外花被の幅は30~39mm,長さは12~15㎝である。花色は花弁の基部が明黄緑(JHS カラーチャート3504),地色,縁部及び裏面は黄白 (同2701),中肋部は鮮紫ピンク(同9504)である。内花被 1枚の斑点の数は1~9,外花被は0 ,斑点の色は鮮赤紫(同9507),大きさは 1mm未満である。内花被の形はⅤ型,外花被の形はⅣ型,内花被の反転の程度はⅤ型,外花被の反転の程度はⅣ型,花被のねじれは 1/8未満,やくの色は紫,やくの長さは30~34mmである。花梗への葉の着生は有,第 1花梗の向きは60~89°,1花茎の花数は少,花の香りは中,育成地(山梨県北巨摩郡小淵沢町)における開花期は晩である。 「ウケユリ」と比較して,茎の直径が太いこと,葉数が多いこと,つぼみの形がⅦ型であること,花弁中肋部の花色が鮮紫ピンクであること,やくの長さが長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の農場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において,昭和56年ウケユ リに「レッドルビー」を交配し,60年~62年に開花した実生の中から選抜し,以後, りん片及び組織培養により増殖を行いながら特性の調査をし,平成3年にその特性が 安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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