第9、第10の哨戒 1944年9月 - 1945年2月
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「ブラックフィッシュ (潜水艦)」の記事における「第9、第10の哨戒 1944年9月 - 1945年2月」の解説
9月23日、ブラックフィッシュは9回目の哨戒でシャーク (USS Shark, SS-314) 、シードラゴン (USS Seadragon, SS-194) とウルフパックを構成してルソン海峡方面に向かった。サイパン島に寄港して補給した後、台湾南方の哨戒海域に到着し、10月12日には北緯20度01分 東経117度50分 / 北緯20.017度 東経117.833度 / 20.017; 117.833の地点で「峯風型駆逐艦」に対して魚雷を艦尾発射管から4本、艦首発射管から3本したが命中しなかった。この哨戒海域は10月20日に破棄され、新たな哨区に移動した。10月23日、ブラックフィッシュにソーフィッシュ (USS Sawfish, SS-276) が接触、攻撃したマタ30船団の情報がもたらされ、シャーク、シードラゴンとともに船団の予想針路上に移動したが、ブラックフィッシュのみ船団に接触することが出来なかった。また、シャークも船団に接触したのを最後に消息を絶った。ブラックフィッシュはその後もバシー海峡、バタン諸島海域で艦船に何度か接触したが、いずれも攻撃には至らなかった。11月24日、ブラックフィッシュは60日間の行動を終えてミッドウェー島に帰投した。 1945年1月1日、ブラックフィッシュは10回目の哨戒で、アーチャーフィッシュ (USS Archer-fish, SS-311) 、バットフィッシュ (USS Batfish, SS-310) とウルフパック "Joes Jugheads" (ジョーのまぬけども)を構成して南シナ海に向かった。香港近海で哨戒したが、この海域ではなかなか戦果をあげることはできなかった。1月23日未明になって北緯21度35分 東経114度37分 / 北緯21.583度 東経114.617度 / 21.583; 114.617の地点でこの哨戒最初の戦闘があったが、100トンサンパンを取り逃がした。1月30日未明、ブラックフィッシュは北緯21度43分 東経115度43分 / 北緯21.717度 東経115.717度 / 21.717; 115.717の地点で別のサンパンを発見して魚雷を2本発射したが命中せず、明け方になって北緯21度37分 東経115度54分 / 北緯21.617度 東経115.900度 / 21.617; 115.900の地点で別の2隻の150トン級サンパンを発見し、4インチ砲、20ミリ機銃を使って1隻を撃沈してもう1隻を撃破した。2月1日夜には北緯21度58分 東経115度39分 / 北緯21.967度 東経115.650度 / 21.967; 115.650の地点でサンパンの群れを発見、4インチ砲と機銃で3隻の50トン級サンパンを撃ち沈め、8隻の50トン級サンパンを撃破した。2月21日、ブラックフィッシュは50日間の行動を終えてグアムアプラ港に帰投した。
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