第6巻「山田エルフちゃんと結婚すべき十の理由」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 17:19 UTC 版)
「エロマンガ先生」の記事における「第6巻「山田エルフちゃんと結婚すべき十の理由」」の解説
4月中旬、正宗は『世界妹』のステージイベントが、出版社による『春の祭典』で行われると神楽坂より伝えられ、さらにエロマンガ先生が出演することになったと言ってきた。未だに引きこもりで、やっと家の中を歩き回れる程度になっただけの紗霧にそんなイベント出演は無理だと正宗は拒否。だが、これは決定事項で変えられないとする神楽坂は、影武者を用意しようと言い出した。 正宗は紗霧と相談し、エロマンガ先生の代役となる条件を満たす人物を考えた結果、京香に「甘えて頼む」ことにする。やむなく引き受けた京香は、どうにかエロマンガ先生を演じきった。 6月、ムラマサが原稿を送ってくれないから自分の代わりに取りにいってほしいと神楽坂に頼まれた正宗は、正宗と同様にムラマサの実家に興味津々のエルフ、そして紗霧(タブレットPCの回線経由)とともに千葉に行き、見事な日本邸宅を訪れる。ムラマサの父に追い返されそうになりながらも、正宗たちは千寿ムラマサこと本名・梅園花によってどうにか家に招き入れられる。ムラマサの父梅園麟太郎は、時代小説の大家として知られる人物だった。麟太郎は娘に小説家を続けさせたくないと思っていたため正宗たちを追い返そうとしたが、ムラマサが新刊の原稿を送らないのは別の理由で、雑誌企画で行われたリレー小説企画に正宗が参加した一方で、自分が呼ばれなかったため編集部に対しムラマサが怒っているからだが、リレー小説という企画自体ムラマサは嫌い、という面倒くさいものだった。 互いの長所を潰して足を引っ張り合うことになるだけのリレー小説に良いところなどひとつもないと言い切るムラマサに対し、試しにお遊びでいいから一度やってみようと正宗は提案。その結果、正宗、ムラマサ、エルフ、さらになんと麟太郎という4人によってリレー小説執筆が始まる。次の執筆作家へのキラーパス、無茶振りが横行する中、ムラマサはその状況や、“友達”が家に来てくれたことを心から楽しんでいた。 後日、編集部があるビルの大会議室に呼び出された正宗は、そこにずらりと大人たちが並んでいるのを目にする。そして『世界妹』のアニメ化が決定したと伝えられた。
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