第3次条約
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「ウェストミンスター条約」の記事における「第3次条約」の解説
詳細は「ウェストミンスター条約 (1674年)」を参照 1674年2月19日に締結された、第三次英蘭戦争(英語版)(英蘭戦争)を終結させた講和条約。オランダは、フランスとの同盟を離脱したイギリスに対して賠償金20万から25万英ポンド相当(原文ではスペイン銀貨で80万ペソ)を支払い、占領したニューヨーク(ニューアムステルダム)、ニュージャージーなどの北アメリカ植民地をイギリスへ返還することで合意した。 一見、オランダ側不利に見えるが、実際のところ、賠償金はオランダの経済力からすれば端金にすぎず、しかも、この賠償金からスチュワート王家は亡命時代にオランダ政府に負った負債を支払ったので、イングランド側に残った金は僅かだった。また、ニューヨーク等の都市も、もともと和平交渉開始の圧力のためオランダが占領した地域であり、返還することは最初から分かっていた。 3次にわたった英蘭戦争の結果、オランダは経済的に大打撃を受けたが、両国はいずれも決定的な勝利を得られず、中途半端な結果に終わった。
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