第1の哨戒 1945年2月 - 3月
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「スプリンガー (潜水艦)」の記事における「第1の哨戒 1945年2月 - 3月」の解説
2月4日、スプリンガーは最初の哨戒で南西諸島方面に向かった。2月17日にグアムアプラ港に寄港し、グアム到着後は燃料と物資を補給して2月17日に出港。粟国島近海の哨区に到着したのは2月26日であった。哨区に着いてからは何度も荒天に悩まされ、また日本機を見ては潜航して避退した。3月11日、スプリンガーは20キロメートルの範囲内に日本の艦艇がいることを探知し追跡。しかし、日本機の飛来によって潜航を余儀なくされ、追跡を断念した。3月17日の夜半、スプリンガーのレーダーは3つの目標を探知し、ただちに解析して目標を追った。3月18日になって目標は2つと1つの二手に別れ、スプリンガーは初めは2つの目標を追ったが見失い、残る1つの目標を水上航行で追跡することにした。荒天の中追跡したスプリンガーは、次第に目標の頭を押さえる態勢となり、3時3分に魚雷4本を目標に向けて発射。相手が撃ってきたので潜航してかわしつつ、魚雷2本の命中を確認した。スプリンガーはさらに魚雷4本を発射し、うち1本が停まっている目標に命中して目標は沈んでいった。この目標は、第一回天隊を乗せて沖縄島に向かっていた第18号輸送艦であり、第18号輸送艦と分離しスプリンガーが最初に追跡した2つの目標は、石垣島近海に機雷敷設のために向かっていた敷設艇怒和島と済州であった。3月25日、スプリンガーは48日間の行動を終えてアプラ港に帰投。潜水母艦プロテウス (USS Proteus, AS-19) による整備を受けた。
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