第三次世界大戦に波及する恐れがある発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:08 UTC 版)
「第三次世界大戦」の記事における「第三次世界大戦に波及する恐れがある発言」の解説
中国人民解放軍少将の朱成虎が、「核戦争こそが増えすぎた人類を減らし地球環境を守る最速の手段だ」として、核戦争を賛美する発言を行った。第三次世界大戦(核戦争)は、絶対に起こると持論を述べ、積極的先制核攻撃により味方よりも敵人口を減らして大戦後の優位を保つべきだとの持論を展開している。 また、2015年以降ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、地域紛争に戦術核兵器を投入する可能性について度々言及を行っている。2015年3月15日放送のロシア国営テレビ「クリミア、祖国への道」の中で、2014年ウクライナ騒乱に端を発する2014年クリミア危機(クリミア併合)に際して、西側欧米諸国が武力介入による併合阻止に踏み切った場合に備え、ロシア連邦軍に対して核兵器使用の準備を指示していた事を明らかにした。またこの紛争はソチオリンピック終了直後に本格化した。ロシア連邦軍は同年3月の軍事演習においても、仮想敵が北方領土を含む千島列島方面より攻撃を開始する戦闘状態に突入した場合には、限定的ながらも先制核攻撃の可能性も想定した訓練を行っていた事が明らかになっており、ロシア近傍での地域紛争に端を発する核戦争勃発の危機が懸念されている。2022年のロシアのウクライナ侵攻に際して、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は「第三次世界大戦は核(戦争)となり、破壊的なものになるだろう」と発言している。
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