競技規則の変更点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 19:20 UTC 版)
試合の迅速化などを目的として、7人制ラグビーではいくつかのルール変更がなされている。前述の内容も含め、国際試合における15人制との主な相違点は以下のとおり(角括弧内は15人制でのルール)。 試合形式各試合のベンチ登録は12人 [23人]。 フィールド上の選手は両チーム7人 [15人] を超えない。 控え選手は5人 [8人] 、選手交替は5人 [8人] まで可能。 前後半各7分 [各40分] 。大会決勝では前後半各10分で行われることもある。 ハーフタイムは2分以内 [15分以内] 。 延長戦を実施する場合、前後半各5分 [10分] で行い、先に得点したチームが勝者となり、試合は直ちに終了する。 主要な大会では、通常のタッチジャッジ2名に加え、インゴールジャッジが各1名ずつインゴールに立つ。7人制ラグビーでは、ボールを持ったプレーヤーが独走状態でゴールに向かう場面などが多く、レフリーが追いつけない場合、死角が生じるためである。 試合中スクラムは3人 [8人] で組む。 スクラムを組んでいる選手は、トンネル内のボールを相手側以外の方向へ蹴り出すことができる [トンネル外には蹴り出せない] 。 スクラムを組んでいる選手は、トンネル内のボールを拾い上げてはならない [最後尾 (No.8) の足に到達したボールを、最後尾の選手が拾い上げるのはよい] 。 ボールが直接タッチになった場合、タッチに出さなかったチームのフリーキックで再開 [4つの選択肢あり] 。 コンバージョンやペナルティキックはドロップキックで行う [プレースキックも選択できる] 。 コンバージョンキックの際、相手はチャージできない[チャージ可能]。 コンバージョンキックはトライ後、競技時間30秒 [90秒] 以内に行わなければならない。 得点後は、得点したチーム [失点したチーム] のキックオフで、競技時間30秒以内 [規定なし] に試合再開する。 キックオフ時のミス(ノット10m、ダイレクトタッチなど)は相手フリーキックとなる [3つの選択肢あり] 。 イエローカード(シンビン)を受けた選手は2分間 [10分間] の一時退出となり、その間フィールド内は1人少ない状態となる。 フロントローの選手が退場または一時退出している場合、フィールド内の他選手がスクラムを担う [フィールド内の任意選手を外し、代わりにフィールド外のフロントロー専門の選手を加える] 。 審判はアドバンテージを素早く決定する。
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