競技により異なるアウト・オブ・バウンズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/22 10:11 UTC 版)
「アウト・オブ・バウンズ」の記事における「競技により異なるアウト・オブ・バウンズ」の解説
サッカーなどでは、ラインはコートの一部であり、ボールが完全にラインの外に出ない限りはアウト・オブ・バウンズとはならない。バスケットボールやアルティメットでは、ラインはイン・バウンズに含まれないため、ライン上でのキャッチはアウト。アメリカンフットボールでも、ラインはコートに含まれないため、ライン上でのパスキャッチはインコンプリート、また、ボールキャリアがラインを踏んだ時点でボールデッドとなる。 サッカーなどでは、空中であれ、ボールがラインを割った場合はアウト・オブ・バウンズとなるが、バスケットボールやアルティメットでは、空中でラインを割っても、その後プレーヤー、もしくは地面に触れた地点がコート内であった場合、インプレーとなる。 サッカーやバスケットボールでは、全プレーヤーがアウト・オブ・バウンズの位置でプレーすることが可能であるが、アルティメットではオフェンスプレーヤーはアウト・オブ・バウンズの位置でプレーしてはならない。アメリカンフットボールでは、アウト・オブ・バウンズに出たオフェンス側のプレーヤーは、ディフェンス側のプレーヤーがボールに触れるまでプレーに参加できない。 サッカーなどでは、プレーヤーの身体が完全にアウト・オブ・バウンズの位置にあっても、ボールがアウト・オブ・バウンズでなければインプレーであるが、バスケットボールやアルティメットでは、ボールやディスクに触ったプレーヤーがイン・バウンズに触れているか、地面に触れていない場合は最後の接していた点がイン・バウンズでない限り、アウト・オブ・バウンズとなる。アメリカンフットボールでは、ボールに触ったプレーヤーがイン・バウンズに触れているか、キャッチした後にイン・バウンズに着地しなければパス・インコンプリートとなる。 アイスホッケーでは、リンクを囲うフェンスを超えてパックが飛び出したときに、レフェリーがホイッスルを吹いてアウト・オフ・バウンズを宣告する。ホイッスルが鳴った瞬間にゲームクロックが停止しプレイが中断する。意図的にパックをリンク外に出したり、他の選手と交錯せずフリーの状態で打ったパックがリンク外に出た場合は「ディレイ・オブ・ザ・ゲーム(遅延行為)」の反則を取られ、パックを打った選手がマイナーペナルティとして2分間の退場処分になる。試合の再開はパックが出た地点から最も近いエンドスポットでのフェイスオフにて再開される。 ゴルフでは林の奥にボールを打ち込んだ場合(特に、白い杭が立てられたゾーンからはみ出した箇所)や、崖下・海に落とした等、次のショットが不可能な場所に打ち込んだケースはアウト・オブ・バウンズとみなされ、ペナルティぶんを1打付加して(『一打罰』などと呼称する)打ち直す。
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