空港のボーディング・ブリッジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 22:34 UTC 版)
「ボーディング・ブリッジ」の記事における「空港のボーディング・ブリッジ」の解説
ボーディング・ブリッジの一端はターミナルビルに取り付けられている。もう一端は車輪、もしくはレールによって移動し、各々の機種の乗降口の位置にあわせて伸縮・旋回・昇降できる構造になっている。機体に接する末端は蛇腹になっていて、機体の形状にあわせて密着する。 一般に、通路部分は屋根と壁で周囲を覆われた箱型になっており、外気からは遮断されている。以前は窓が少ないものが多かったが、最近では大型ガラスを使用するなど、採光性・開放感のあるものが増えている。 通常、旅客の乗り降りは船舶と同様に機体左側(ポートサイド)側前方からのみ行うため、ボーディングブリッジは航空機のポートサイド前側に1-3台配置されるが、かつてはジョン・F・ケネディ国際空港で後部ドアへのボーディングブリッジが使用されていた。この方式は、現在ではオランダ・アムステルダムにある同国最大のアムステルダム・スキポール空港、ドイツのフランクフルト空港、並びにミュンヘン空港で採用されている。 また、東京国際空港の第2ターミナルでは20時以降の到着機(ボーイング747・ボーイング777・ボーイング767に限る)で、60番~64番スポットに到着する一部の便において、ポートサイド側2台(B767は1台)・スターボードサイド(機体右側)側に1台(通称:RPB,ライトパッセンジャーボーディングブリッジ)、最大で3台配置とされることがある。 総2階建て客席を持つエアバスA380に対応し、2階部分に直接装着が可能なボーディング・ブリッジを設置している空港もある。日本では成田空港の第1ターミナル南ウイングの46番ゲートなどがそれである。 操作用コンソール(左)と搭乗口(新千歳空港) ガラス張りのボーディングブリッジ。接続部分の内側も見える。(バンクーバー国際空港) 飛行機と接続したボーディングブリッジ(北九州空港)
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