ラ・ジュテ
原題: | La Jetee |
製作国: | フランス |
製作年: | 1958 |
配給: | ザジフィルムズ配給 |
解説 |
近未来、廃墟のパリを舞台に少年期の記憶に取り憑かれた男の時間と記憶をめぐる、静止した膨大なモノクロ写真の連続(通常どおり撮影したフィルムをストップモーション処理している)で構成された、“フォトロマン”と称される短編。95年、のテリー・ギリアム監督の「12モンキーズ」は本作を原案にしている。特殊上映の形で何度か上映はされてきたが、正式な劇場公開は今回が初めて。監督・脚本・撮影はヌーヴェル・ヴァーグ期、アラン・レネ、ジャック・ドゥミ、アニエス・ヴァルダら左岸派(ゴダール、トリュフォーらの活動拠点の“カイエ・デュ・シネマ”編集部がセーヌ右岸にあったため、比較してこう呼ばれた)の代表格の映画作家、クリス・マルケル(「ベトナムから遠く離れて」「サン・ソレイユ」ほか)。製作はアナトール・ドーマン。音楽は「脱出者を追え」(54、ジョゼフ・ロージー監督)「プラン9 フロム・アウター・スペース」(59、エド・ウッド監督)のトレヴァー・ダンカン。編集は「帰らざる夜明け」「銀行」のジャン・ラヴェル。美術はジャン=ピエール・シュドル。写真はジャン・シアポー。朗読はジャン・ネグロニ。出演はエレーヌ・シャトラン、ダヴォス・ハニッヒほか。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
第3次世界大戦後。廃墟と化したパリ。戦争を生き延びた勝者側の科学者たちは、“過去”と“未来”に救済を求めるため、捕虜を使って時間旅行を試みる。彼らはそこで少年時代の記憶に取り憑かれた男(ダヴォス・ハニッヒ)を選び出す。彼は少年時代、オルリー空港の送迎台で、凍った太陽とある女(エレーヌ・シャトラン)の記憶を心に焼き付けていた。注射で過去に送り込まれた男はあの送迎台の女と再会した。続いて未来に送り込まれた男は世界を救うエネルギーを持ち帰った。だが、男はそこでおのれの運命を知った。少年時代のあの日、送迎台でみた光景こそが、自分の運命の終着点だったのだ。 |
ラ・ジュテ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/27 13:49 UTC 版)
『ラ・ジュテ』(原題 La Jetée)は、1962年のフランス映画である。
- ^ La Jetée - IMDb(英語) 2023年8月22日閲覧。
- ^ a b “ラ・ジュテ”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2023年8月22日閲覧。
- ^ a b 阪本 2017, p. 38.
- ^ プログレッシブ 仏和辞典 第2版. “jetée”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2023年1月15日閲覧。
- ^ “1963 FIFF” (英語). Trieste Science+Fiction Festival. 2023年2月6日閲覧。 “Both the films Ikarie XB 1 of Jindřich Polák (Czech Republic) and La Jetée of Chris Marker (France) are awarded the Astronave d’oro (Golden Spacecraft)”
- ^ “Prix Jean Vigo (1963)” (英語). IMDb. 2023年2月6日閲覧。
- ^ “クリス・マルケル「ラ・ジュテ」国内初Blu-ray化、大塚明夫のナレーション収録”. 映画ナタリー. ナタリー (2017年12月7日). 2021年4月20日閲覧。
- 1 ラ・ジュテとは
- 2 ラ・ジュテの概要
- 3 スタッフ
ラ・ジュテ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:08 UTC 版)
近未来、第三次世界大戦後の放射能で荒廃したパリで、地下に生き延びる人類を描く。
※この「ラ・ジュテ」の解説は、「第三次世界大戦」の解説の一部です。
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