種物・薬味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 03:57 UTC 版)
「立ち食いそば・うどん店」の記事における「種物・薬味」の解説
立ち食い店における「天ぷら」は一般にかき揚げを意味する。配送品や既製品を使用する店もあるが、店内で揚げるスタイルの店も増えている。かき揚げの内容には地域差があり、首都圏ではたまねぎを中心に用いた食べごたえのあるものが主流だが、桜えびを散らす程度でほとんど具のない粉だけの天ぷらが用いられる地域もある。天ぷらと生玉子を一緒に載せたものは「天玉そば(うどん)」と呼ばれる。 「肉うどん」には、西日本では牛肉、東日本では豚肉が用いられることが多い。地域によっては肉うどんの代わりに鶏肉を用いた「かしわうどん」が提供される例もある。 独創的な種物が採用される例もある。山盛りのフレンチフライを載せた阪急そばの「ポテそば・うどん」や、絹ごし豆腐を一丁そのまま載せた箱根そばの「冷やし豆腐一丁」(夏季限定メニュー)などは、それまで一般の店には全く見られなかったメニューである。その一方で、利用者が多くない店舗ではトッピングの種類を絞ることも多い。極端な例では卵とかき揚げしか用意せず、かけ・天ぷら・月見・天玉の4つしかメニューがない店もある。 コロッケそば・うどんは首都圏を中心に見られる。小田急電鉄の駅で提供される「箱根そば」のコロッケはカレー味の「カレーコロッケ」になっている。 東日本では根深ネギ(白ネギ)、西日本では葉ネギ(青ネギ)を薬味にする傾向がある。東海道本線の駅そば・うどんでは、小田原で白ネギ、三島で葉ネギの使用が見られる。また、北陸本線では、金沢で白ネギが使用されているが、福井では青ネギが使用されている。
※この「種物・薬味」の解説は、「立ち食いそば・うどん店」の解説の一部です。
「種物・薬味」を含む「立ち食いそば・うどん店」の記事については、「立ち食いそば・うどん店」の概要を参照ください。
- 種物・薬味のページへのリンク