研究内容・成果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 05:45 UTC 版)
その研究は感染症、循環器、血液、脳波、人類遺伝、臨床病理、臨床生化学、臨床心理、栄養失調ほか、一般臨床に至る多方面に及んだ。特にワイル氏病、デング熱、インフルエンザ、日向熱・鏡熱(風土病)の研究が有名。また、腺熱リッチケア症を名付け研究。日本脳炎の疫学的研究もおこなった。 日本で初めて臨床遺伝学を導入。 日本で初めてインフルエンザの型を決定。1947年にインフルエンザが大流行したときそのウイルスをA型と発表し承認される。 それまで漠然と「腺熱」と呼ばれていた熱病の病原体を確認しウイルス分離に成功。1947年にそれまで九州にはないとされていた腺熱の患者を八幡市 (福岡県)で4名発見。 1963年、福岡市の患者から取り出した菌より病原体を分離することに成功し、人体に接種して病原性を確認。学会で注目され、後に「日向熱」や「鏡熱」などと呼ばれていた風土病の一部がこの病原体と同じものによると確認された。 主な著書に『臨床医学検査法』『呼吸器疾患の鑑別診断』『血液の疾患治療並びに適応処方』など。
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