石神井公園と古刹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:52 UTC 版)
「三宝寺 (練馬区)」も参照 石神井城があった公園の近辺には、城主だった豊島氏や豊島氏を滅ぼした太田道灌にまつわる神社や寺院がある[要出典]。 三宝寺池の南側は神社仏閣地帯になっていて、石神井城の鎮守として室町時代に創建された氷川神社があり、この辺りの氏神神社に指定されている。同神社は元々石神井城内の何処かにあったが、豊島氏没落後に今の場所に遷移した。池の名称の由来となり、太田道灌が当地へ移した真言宗寺院の三宝寺(江戸期まで末寺を擁していた本寺格)、豊島(輝時)氏が建てた曹洞宗寺院の道場寺(ねりまの名木、道場寺のクロマツあり)などもある。三宝寺の山門は三代将軍徳川家光が鷹狩の際に休憩に立ち寄った記録が残ることから「御成門(おなりもん)」と呼ばれ、その横には元勝海舟邸にあった長屋門(成増駅近くにあった遊園地兎月園から移設)が設置されている。同寺は不動明王を本尊とし、多くのお堂を配し、高さ9mの十一面観音菩薩像、根本大塔(多宝塔)、白い外観の観音堂、地下にある子育千体地蔵堂(天国地獄絵図あり)、鐘楼(梵鐘が区指定有形文化財)などがある[要出典]。 一方、石神井池の南東の石神井記念庭園の先には真言宗寺院の禅定(ぜんじょう)院(本尊:阿弥陀如来)があり、弘法大師尊像、延命地蔵、いぼ神地蔵などが置かれる。因みに三宝寺と禅定院は御府内八十八箇所霊場。他にも公園の北東、区立和田堀公園の近くには和田稲荷神社、高架北側に離れるが石神井神社がある[要出典]。
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