相生時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 19:14 UTC 版)
2003年、ガウスは相生市に移転。2005年には専務であった黒田義和が社長に就任し、高根は会長に就任。同年、中小企業支援ネットひょうごから「成長期待企業」の認定も受ける。オーステナイト系ステンレス鋼である「SUS316L」に窒化セラミックスを添加し、腐食が少ない「超耐性ステンレス」を開発。耐酸性腐食試験で従来の24倍の性能を得ている。 東京大学と医療ベンチャー株式会社ネクスト21との共同研究では、外径1mmのテトラポッドの形状をした人工骨を粉末射出成形で実現した。このテトラポッド形状で組み合わさると強度を高く保つことができ、さらに隙間に細胞や血管が入ってくる効用を持たせられる。 ニッケルやマンガンフリーのステンレス鋼も開発し、兵庫県立大学の深浦健三らとの共同研究で機械的性質を明らかにした。また、2012年には同大学の生津資大との共同研究を開始し、自己伝播型発熱作用を持つマイクロテトラポッド(多孔質アルミを粉末射出成形し、ニッケルをめっきしたもの、直径0.9mm)の作成に協力している。 2015年4月からは、再び高根が社長を務めている。
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