目のしくみとカメラ
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カメラ → 目 最近のカメラでは,ピントを合わさずに簡単に写せるようになっています。これは,しぼりが光の強さによって自動的に大きくなったり小さくなったりして光の調節をしながら,フィルムに適当な明るさで像をむすんでいるためです。このように,目とカメラは,つくりそのものがよく似ています。 しかし,最近では自動シポリの写真機もできていますが,一般にカメラでは,レンズの光の屈折カが変わらないため,像をフィルム上にむすばせるためにはレンズを前後に動かさねばなりません(焦点距離を変えることで焦点を合わす)。 目では,レンズの働きをする水晶体が光の屈折力を変えて網膜の上で像をむすばせます。 また,フィルムは光のエネルギーを物理的なまま残しますが,網膜では,視細胞から受けとった情報を意味のある「画面」にして脳に送り,脳ではじめて「現像」して「見る」という道すじをとることになります。 |
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生後 → → |
生まれたときの赤ちゃんでは直径16.5~17mmしかありませんが,3歳で22.5mm,その後14歳までに毎年0.1mmずつ成長して,おとなで23~24mmになるといわれています。眼球の形はピンポン玉のような形です。大きさはピンポン玉より少し小さく,10円玉(23mm)より少し大きいくらいです。他の動物では,ウサギが人間の眼球とはぼ同じ大きさで,ウシ,ブタは人間より大きくなります。 |
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今までにつかまえられたものの中で最大の目を持つ生きものは,ダイオウイカで,直径50cm,身体17mというものがあります。人間にあてはめると,目の大きさは17cmにもなります。 深い海のなかにすむ動物では,光がなかなかとどかないので,目は退化しているか,大きくなっているかのどちらかです。ある種のイカには,左目が右目の4倍もあり,浅い所では小さい方の,深い所では大きい方の目を使って見ているといわれています。 |
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