白鶴錦【ハクツルニシキ】(食用作物)
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登録番号 | 第14780号 |
登録年月日 | 2007年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 白鶴錦 よみ:ハクツルニシキ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 白鶴酒造株式会社 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県神戸市東灘区住吉南町四丁目5番5号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 安元康一郎、辰川雅彦、長谷篤、西村顕、近藤恭一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「山田穂」に「渡船2号」を交配して育成されたものであり、育成地(兵庫県美嚢郡吉川町)における成熟期は晩生、稈の長さがやや長の醸造向きの粳品種である。稈の長さはやや長、太さは中、止葉葉身の姿勢(初期観察)は半立、葉の緑色の程度は中、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さは中、穂数は多、穂の抽出度は穂軸もよく抽出、湾曲程度は垂れる、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少はやや少、穎色は黄白、外穎先端の色(ふ先色)は白、護穎の長さは中、色は黄白、柱頭の色は白、穎のフェノール反応は無である。芒は有、色(初期観察)は黄白、最長芒の長さは長、芒の分布は上半分のみである。玄米の長さは中、幅は広、形は半円、色は淡褐、心白の発現(酒米)は40%以上、香りは無又は極弱である。胚乳の型は粳、出穂期(50%出穂)及び成熟期は晩生である。耐倒伏性は弱、脱粒性は易である。葉いもち圃場抵抗性は弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。蛋白質含量は低である。「山田錦」と比較して、穂数が多いこと、芒があること等で、「渡船2号」と比較して、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成7年に出願者の委託ほ場(兵庫県美嚢郡吉川町)において、「山田穂」に「渡船2号」を交配し、9年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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