百枝月【モモエヅキ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5375号 |
登録年月日 | 1997年 2月 28日 | |
農林水産植物の種類 | なし | |
登録品種の名称及びその読み | 百枝月 よみ:モモエヅキ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 3月 1日 | |
品種登録者の名称 | 木村昇 | |
品種登録者の住所 | 岡山県岡山市百枝月字岡806番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 木村昇 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「二十世紀」に「新高」を高接ぎした中から発見されたもので,果実の形は円,大きさは 350~400g程度,育成地(岡山県岡山市)において8月中下旬に成熟する青なしである。 樹勢,新梢の長さ,枝梢の太さ及び節間長は中,新梢の色は緑褐,短果枝の着生は少,花芽の形は卵,大きさは中である。成葉の形は卵,先端の形は鈍,基部の形は円,葉縁の鋸歯の角度は鈍,葉の大きさは大,葉柄の長さは短,葉柄比率は小である。花弁の大きさは大,開花直前の花色は白,形は円,切れ込みは中,花弁の数は多,花粉の有無は有である。果実の形は円,果形指数は中,梗あの深さはやや浅,広さはやや狭,ていあの深さはやや浅,広さはやや狭,有てい果の有無は混在,果実の大きさは350~400g程度で大,果皮の色は黄緑,果点の大きさは中,密度は疎,果面の粗滑は滑,果梗の長さ及び太さは中,肉梗の有無は混在,果芯の大きさは中,果肉の色は雪白,硬さ及び粗密は中,切り口の褐変はやや軽,甘味及び酸味は中,香気はかなり少,果汁の多少は中,種子の形は卵,大きさはやや大である。成熟期はやや早で育成地において8月中下旬,みつ症の発生は多,貯蔵性は短である。 「八幸」と比較して,果汁が少ないこと,みつ症の発生が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者のほ場(岡山県岡山市)において,昭和53年に同じ町内の栽培者から分譲を受けた「新高」の穂木を「二十世紀」に高接ぎしたところ,54年に成熟期が早く青なしの着く枝を発見したものであり,その後平成2年まで増殖を行いながら特性の調査・確認を行って育成したものである。 なお,出願時の名称は「木村早生」であった。 |
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