白い砂丘とは? わかりやすく解説

白い砂丘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/11 00:57 UTC 版)

レンソイス・マラニャンセス国立公園」の記事における「白い砂丘」の解説

Maranhensesとは、ポルトガル語で「マラニャン州の」、Lençóisとは「シーツ」を意味する。まるでシーツのように白い砂丘が1550km2(東京都の約7割、大阪府の約8割の広さ)に渡って広がっている。砂丘の砂の成分はほぼ100パーセント石英でできており、それが太陽光反射して白く見えのである半年ごと(1~6月)の雨季終わり頃には、その間だけ存在する無数の湖が出現する。これは、石英の層の下にある地下水によって水位増し砂丘谷間湧き出るためである。湖が出現する現れるが、乾季の間はどのように過ごしているかははっきりとしていない有力な説として、魚卵鳥類付着して湖に運ばれ孵化する説と、湖に住む耐久卵産み地下水脈によるわずかな水分乾季過ごし雨季に湖が出現した時に孵化するという説がある。なお、この地区には新種カメカエル生息し乾季の間は自ら掘った穴で生活することが明らかとなっている。 国立公園より100キロほど南のパラナイーバ川が上流から河口まで運ぶ土や泥には石英含まれるが、この石英河口達した後には数万年の年月をかけて大西洋沿岸流により国立公園面した海岸近くまで流されるその間石英以外の混入物砕け散り海水混じるが、石英砕かれずに残り海岸打ち上げられ風速90メートル上の強風国立公園まで吹き飛ばされ砂丘に積もる。これが長い間繰り返され現在の姿になったといわれる

※この「白い砂丘」の解説は、「レンソイス・マラニャンセス国立公園」の解説の一部です。
「白い砂丘」を含む「レンソイス・マラニャンセス国立公園」の記事については、「レンソイス・マラニャンセス国立公園」の概要を参照ください。

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