沿岸流とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 状態 > 流れ > 沿岸流の意味・解説 

えんがん‐りゅう〔‐リウ〕【沿岸流】

読み方:えんがんりゅう

海岸沿ってほぼ平行する海水流れ砕波帯から数十キロメートル沖合までの海域みられる並岸流


沿岸流

読み方えんがんりゅう

ロングショアカレント。岸に対して垂直ではなく角度をもって波が押し寄せてくるとき、その岸に沿って平行な方向に起こる流れ寄せてくる波が大きいほど、その波の岸に対す角度大きいほど、さらに岸が切り立っているほど沿岸流は遠くなる。岸の近くでは流れ強く、沖では弱い。

海浜流

(沿岸流 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/23 06:10 UTC 版)

海浜流(かいひんりゅう、nearshore currents)とは、海浜砕波帯(波打ち際)周辺において起こる局地的な海水の流れの総称。海岸へのの伝播に伴って、砕波帯周辺で媒質である海水も移動することにより発生する。

概要

海浜流は、大きく以下のように分類される。

沿岸流(えんがんりゅう、longshore currents 岸に沿って流れる流れ
離岸流(りがんりゅう、rip currents 海岸から沖合に向かう流れ
循環流(じゅんかんりゅう) 離岸流頭から向岸流に向かう流れ
向岸流(こうがんりゅう、shoreward currents 沖合から海岸に向かう流れ

媒質である海水が打ち寄せる波に伴って砂浜に移動してその傾斜を上がると、打ち寄せられた海水の位置エネルギーが高まる。これが運動エネルギーに変換されて砂浜の傾斜の低い方、すなわち沖合い方向へと流れるが、次々と来る波によって沖合いに戻ることが出来ず、岸に沿って移動する流れが生まれると沿岸流となる。局地的な流れを指す場合の他に、沖合いを海岸線に沿って定常的に流れる流れを指す場合もあり、これは「並岸流」と言う。

沿岸流が集まると、打ち寄せる波に打ち克って沖合い方向に媒質である海水が戻る流れが出来る。これが離岸流であり、離岸流が沖合いでその流れを終えるところを離岸流頭と言う。

沿岸流を補うために沖合いから岸に向かって流れるのが向岸流、離岸流頭から向岸流を補うために流れる流れが循環流である。

関連項目




沿岸流と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「沿岸流」の関連用語

1
並岸流 デジタル大辞泉
100% |||||

2
砂堆 デジタル大辞泉
94% |||||

3
76% |||||





8
海浜流 デジタル大辞泉
50% |||||

9
遠州大砂丘 デジタル大辞泉
50% |||||

10
32% |||||

沿岸流のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



沿岸流のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
サムシングサムシング
Copyright (c) 2025 SOMETHING,LTD. All Rights Reserved
サムシング地盤関連用語集
ダイブネットダイブネット
COPYRIGHT©2025 DIVENET LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの海浜流 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS