症状・病態とは? わかりやすく解説

症状・病態

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:18 UTC 版)

もやもや病」の記事における「症状・病態」の解説

無症状で偶然発見されるものから固定神経症状起こすものまで、症状軽重多岐にわたる。脳の動脈狭窄があると、当該血管支配領域の脳は血液不足(虚血)に陥る。そこで代償的新たな血管もやもや血管)が構築される。しかしこれらの血管細く脳虚血・または脳出血起因する種々の発作原因となる。 虚血発作過換気過呼吸)が原因で起こる。過換気状態になると血液中の二酸化炭素分圧低下する二酸化炭素血管拡張させる働きがあるので、これが減少する血管収縮する。すると、元々細い異常血管網(もやもや血管)はさらに収縮起こして脳に送るべき酸素供給不足する状態になる。こうして失神脱力発作が起こる。典型的な過換気状態は、熱い蕎麦ラーメンなどを冷ます「吹き冷まし行為や、啼泣リコーダーピアニカなどの吹奏楽器演奏時など、必要以上呼吸を伴う動作発生するまた、成人発症例では動脈硬化関与して狭窄引き起こすものと考えられている。 一方出血発作は、脳の血液需要応じるための大量血液を送る血管もやもや血管)が細いために破綻するものと考えられている。成人発症例に多い。 出血箇所が悪い場合致命傷となる。また、成人に近い成長期出血すると脳全体脳浮腫加速的な腫れ)を発症し多く場合助からない。最も留意すべきは補助的に作られ即席もやもや血管は壁が薄く破れやすい所にある。本疾患原則両側性に起こるが、その程度は様々である。一方内頸動脈狭窄重度であるがもう一方極めて軽度であるということもある。 小児例では脳虚血症状大半占め成人例には頭蓋内出血をきたす例が30-40%みられる。以下、初発症状で多いものを示す。

※この「症状・病態」の解説は、「もやもや病」の解説の一部です。
「症状・病態」を含む「もやもや病」の記事については、「もやもや病」の概要を参照ください。

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