異母妹ひまわり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/04 00:48 UTC 版)
「たいよう (キリン)」の記事における「異母妹ひまわり」の解説
ウィキニュースに関連記事があります。ドラマ撮影中のキリン親子急死で放送中止—NHK 2007年6月20日、大森山動物園ではたいよう以来となるキリンの赤ちゃんが生まれた。このメスのキリンは、たいようの父であるジュンと、メスのリリカ(2002年6月21日、盛岡市動物公園生まれ)との間に生まれたため、たいようの異母妹にあたる。愛称は園内キリン舎そばの応募箱に入れるかたちで募集され、「ひまわり」と決定したが、記念イベントなどは行なわなかった。ひまわりは体が小さく、成長の遅さがみられ、離乳期にも母キリンからなかなか離れなかった。 獣医を主役とする『週刊少年サンデー』連載の漫画『ワイルドライフ』のNHKでのテレビドラマ化にあたり、たいようをモデルにした骨折したキリンを救う第3話「子キリン・銀河」の撮影が大山動物園で行われることとなる。2007年12月10日からの撮影に伴い、乳離れして間もないひまわりを生まれて初めてリリカから離し、カメラマンらが覆いを被って檻に入り撮影を行った。撮影2日目からリリカやジュンにストレスに由来する症状が見られ、飼育員が撮影を中断させた。3日目に撮影が終了すると、ひまわりは弱った様子を見せる。3日後の12月15日、リリカが循環器不全のため急死した。さらにひまわりも12月20日に体調を崩し、翌12月21日21時45分に死亡した。ひまわりの胃には潰瘍の跡が見られた。死亡原因として、母キリンが死んだことや、母がいないことへのストレスが考えられている。 番組撮影が2頭の死の原因となった可能性も指摘されているが、詳しい原因は不明である。なお、2008年1月11日にNHK広報部が3話の放送を中止することを発表した。番組は当初予定の全3話から全2話に短縮して2008年3月に放送となった。
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