男性同性愛誌「ADONIS」の発行とは? わかりやすく解説

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男性同性愛誌「ADONIS(アドニス)」の発行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 04:12 UTC 版)

アドニス会」の記事における「男性同性愛誌「ADONISアドニス)」の発行」の解説

アドニス会また、日本初会員制男性同性愛雑誌ADONISアドニス)』(1952年9月10日創刊 - 1962年63号廃刊)と、別冊として小説集APOLLOアポロ)』、会員による手記集『MEMOIREメモワール)』を発行していた。アドニス表紙には「ADONIS -THE MAGAZINE OF ADONIS SOCIETY-」と印字されている。 三島榊山保名義で「愛の処刑」をAPOLLO寄稿したことが知られており、中井英夫碧川潭などの名義で「虚無への供物」等の作品ADONISに、「とらんぷ譚」、「おりんぴあど譚」、「青蛾嘆き」をAPOLLO寄稿し塚本邦雄菱川紳名義作品寄稿していた。 アドニス初代編集長は『人間探求』(第一出版社1950年創刊編集者でもあった上月竜之介であった人間探究性風俗雑誌で、同性愛について時折取り上げており、同誌編集部には同性愛者苦悩訴え投書届けられていたことなどから、それが彼にアドニス発刊決意させたとされるアドニス会設立告知人間探求誌上なされている。ちなみに人間探求』を主催していたのは高橋鐵で、彼は他にも『あまとりあ』を主催していた。 15号からは中井英夫パートナー作品社第2次社主であった田中貞夫2代目編集長となり、執筆陣には『人間探求』のほか『あまとりあ』で書いていた人もいた。 1962年警察取り締まり廃刊になったが、そのことは『風俗奇譚』で「ホモの窓:捕まった男色クラブ」(1962年6月号)として取り上げられている。同誌は、1970年代創刊ラッシュ迎えることになる商業ゲイ雑誌プロトタイプ一つになった

※この「男性同性愛誌「ADONIS(アドニス)」の発行」の解説は、「アドニス会」の解説の一部です。
「男性同性愛誌「ADONIS(アドニス)」の発行」を含む「アドニス会」の記事については、「アドニス会」の概要を参照ください。

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