現代文化とアンコール・ワット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 23:27 UTC 版)
「アンコール・ワット」の記事における「現代文化とアンコール・ワット」の解説
アンコール・ワットは現代のカンボジアにとって文化の象徴となっており、同国内のさまざまな分野で描かれている。1863年にフランス保護領となって以降、1992年から1993年のUNTAC統治下を除くすべてのカンボジア国旗にアンコール・ワットは描かれているが、デザインはいずれも異なったものとなっている。また、アンコールワットはカンボジアのナショナリズムとも深く結びついており、2003年にはカンボジアで「タイの女優が『アンコールワットはタイのもの』とテレビ番組で発言した」との噂(実際にはそうした発言は行われていなかった)をきっかけに反タイ感情が燃え上がり、タイ大使館焼き討ち事件が勃発した。 カンボジア内戦前の1960年にはドラマ快傑ハリマオが日本のテレビ史上初の海外ロケを行っており、貴重な映像記録となっている。また、カンボジア内戦下の1973年に、クメール・ルージュ占領下のアンコールの撮影を試み、犠牲となった戦場カメラマン・ジャーナリスト一ノ瀬泰造 の書簡集が「地雷を踏んだらサヨウナラ」との題名で出版され、1999年には映画化された。 フランス保護領カンボジア時代の国旗(1863年 - 1942年、1945年 - 1948年) カンボジア王国国旗(1948年 - 1970年、1975年 - 1976年、1993年-現在) クメール共和国国旗(1970年 - 1975年) 民主カンプチア国旗(1976年 - 1979年) カンプチア人民共和国国旗(1979年 - 1989年) カンボジア国国旗(1989年 - 1991年)
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