犬の宮・猫の宮




犬の宮・猫の宮(いぬのみや・ねこのみや)は、山形県高畠町高安にある神社。日本でも珍しい、犬と猫を祀る神社である。
それぞれ愛犬・愛猫の供養と健康祈願で、写真や首輪を奉納する参拝者が多い。冬期間は積雪で立ち入りできない場合がある。
全国ペット供養祭
両社にペットの遺品を奉納して供養を願う者が多かったことから、1988年(昭和63年)より、毎年7月第4土曜日に、犬の宮前で全国ペット供養祭が行われるようになった。別当寺院住職の読経により、全国のペットと、参列希望者のペットの供養が執り行われる。
所在地
山形県東置賜郡高畠町高安910
交通アクセス
- 高畠町役場から徒歩で約20分。
- JR高畠駅から車、タクシーで約20分。約20台分の無料駐車場があるが、冬期間には積雪で1‐2台分しか駐車できない場合もある。
参考文献
- 『高畠町史』高畠町、1972年
関連項目
外部リンク
犬の宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 04:22 UTC 版)
犬の宮は高安地内の山の中腹の広場に権現造りの籠堂と本堂が鎮座する犬を祀っている神社。所在は山形県東置賜郡高畠町高安910で字宮之前に位置する。当初は、高安の字宮之入に御堂が建てられたが1746年(延享3年)に宮之入から宮之前に遷座された。山道にある大杉もその頃に植えられたものとされている。付近に前述した高安犬文学碑が建立されている。明治維新後、当時の林照院蔵の「犬の宮、並に猫の宮由来記」の物語が世間に広まったことが多くの場所で知られるようになったきっかけになったと云われている。筆墨で書かれた写本の内容に大きな差異はなかったことから、林照院に所蔵されていたものを手本にしたとされている。尚、狸を殺したのは舞台岩という説などもあり、書物により伝説の内容に多少の違いがある。 また、犬の宮は安産の神としての信仰もあり戌の日にちなんで腹帯などの祈祷もされている。他にも、近くに犬、猫の霊園が設置され供養されるている。全国的に珍しい犬・猫を祀る神社のため1988年(昭和63年)から毎年全国ペット供養祭が催されている。2021年(令和3年)の当祭は新型コロナウイルスの影響で中止となった。
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