爆弾・訓練用ディスペンサー・投下装置
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「航空自衛隊の装備品一覧」の記事における「爆弾・訓練用ディスペンサー・投下装置」の解説
2008年に「クラスター弾に関する条約」の署名・発効により「クラスター爆弾」に属する装備は保有できない事となったため、2015年をもって全ての「クラスター爆弾」を廃棄し、装備より除外している。 名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数(※は改修数)注釈Mk.82 500ポンド無誘導爆弾。1974年度よりFMS調達で導入。F-15J/DJ、F-4EJ/EJ改、F-1、F-2A/B、T-2(後期型)に搭載可能。 91式爆弾用誘導装置 I/II型 GCS-1 上記のMk.82 500ポンド爆弾に付加された国産の赤外線ホーミング誘導装置。F-15J/DJ、F-4EJ改、F-1、F-2A/Bに搭載可能。Mk.117 750ポンド爆弾用も開発されたが、そちらは採用されていない。 GBU-38/B JDAM 上記のMk.82 500ポンド爆弾にGPS/INS誘導装置を付加した精密誘導爆弾(及び 追加キット)。2007年度導入。F-2A/Bに搭載可能。 GBU-31 JDAM 2016年3月に調達が決定した2000ポンド精密(INS/GPS)誘導爆弾。 GBU-54 LJDAM(レーザーJDAM) 上記のGBU-38にセミ・アクティブ・レーザー・ホーミング誘導(SALH)方式を追加した精密誘導爆弾。F-2A/Bに搭載可能。2015年7月時点で築城基地第6飛行隊において訓練弾の配備が確認されている。 GBU-39 SDB 2015年12月に調達が決定した精密誘導爆弾。 GBU-12 ペイブウェイ 2016年3月に調達が決定した500ポンド精密(LOSBR)誘導爆弾。 CBLS-200 訓練用ディスペンサー。BDU-33 25ポンド訓練用爆弾を4発携行できる他、ハイドラ70 70mmロケット弾を4発携行する事ができる。F-1、F-2A/B、F-4EJ/EJ改、T-2(後期型)に搭載可能。 BDU-33 ※青ナスビ、金魚 25ポンド訓練用爆弾。CBLS-200等を介して搭載される。 TER-9A/A改 トリプルエジェクターラック※ター Mk.82 500ポンド爆弾(GCS-1搭載型含む)を3発懸吊できるエジェクターラック。F-4EJ/EJ改用のTER-9/A及び、F-2A/B用のTER-9/A改がある。 退役・開発中止 爆弾・訓練用ディスペンサー・投下装置 名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数(※は改修数)注釈AN-M30(英語版) 100ポンドの無誘導爆弾。米軍が第2次世界大戦で使用した物の余剰品で、F-86Fに搭載可能。退役済。 AN-M57(英語版) 250ポンドの無誘導爆弾。米軍が第2次世界大戦で使用した物の余剰品で、F-86Fに搭載可能。退役済。 AN-M64(英語版) 500ポンドの無誘導爆弾。米軍が第2次世界大戦で使用した物の余剰品で、F-86Fに搭載可能。退役済。 JM117 750ポンド無誘導爆弾。1969年度導入。F-4EJ/EJ改、F-1、T-2(後期型)に搭載可能。退役済。※画像は米軍のM117 CBU-87/B(英語版) クラスター爆弾。1988年度よりFMS調達(後に国産化)で導入。F-15J/DJ、F-4EJ改、F-1、F-2A/Bに搭載可能。クラスター爆弾禁止条約ni2008年11月28日の安全保障会議において自衛隊が保有する全てのクラスター爆弾の廃棄を決定した為、現在では退役している。 SUU-21/A 訓練用ディスペンサー。BDU-33 25ポンド訓練爆弾を6発携行する事ができる。F-104J、T-2(後期型)に搭載可能。退役済。 新型普通爆弾 XGCS-2 防衛庁技術研究本部(当時)においてGCS-1の後継として開発が進められていた滑空型誘導爆弾。F-4EJを母機として搭載試験が行われたが、2005年に開発中止となった。
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