爆弾探知論争
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2009年4月1日、内務省はジェームズ・ランディから「疑似科学に最も多くの金を浪費した資金提供組織だ。イラク内務省は2009年末までにダウジングロッド「ADE 651」に8500万米ドルを費やした(個々のユニットのコストは最大6万米ドル)。国際的な騒動となり、イラクでは自動車爆弾の爆発が続いているにもかかわらず、(2009年時点で)この製品は未だに使用されており、内務省は製品購入の決定を擁護している」として毎年恒例のピガサス賞を授与された。 2010年、このデバイスを輸出した英国の実業家が詐欺容疑で英警察に逮捕された。 2014年9月時点でADE 651はイラクの検問所で依然として使われており、イラク警察は「ADE 651についてのメディアの報道や人の話に耳を傾けてはならない。ADE 651を使っているのは我々であるのだから自分達が一番よく知っているはずだ」と語り、デバイスの使用を擁護した。BBCや海軍EOD技術部門などの調査によると、これら及び同様のデバイスは詐欺的であり、主張された機能を実行する能力を持たない「見せ掛けのダウジングロッド」に過ぎないと報告されている。 2009年10月のニューヨーク・タイムズのレポートは、内務省内で汚職が蔓延していると主張した。
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