満鉄の遺産とは? わかりやすく解説

満鉄の遺産

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 03:46 UTC 版)

南満洲鉄道」の記事における「満鉄の遺産」の解説

満鉄満洲の地に残した各種インフラは、日本撤退して中華民国返還されたのち、中華人民共和国移り1980年代改革・開放政策が始まるまで、鞍山製鉄所大慶油田とともに不安定な状態が長く続いた中華人民共和国の経済長く支えた長春新京)や大連瀋陽奉天)といった沿線主要都市では、現在でも日本統治時代建築物多数確認することが出来る。 満鉄関連建物多く修復されながら現在も使われており、満鉄大連本社は現在でも大連鉄道有限責任公司事務所としてその建物使用しているほか、大連などにある旧ヤマトホテルは現在も大連賓館遼寧賓館などとして営業続けている。満鉄各線で運行されていた車両一部は、ジハ1型など現在も現地稼働するものもあるが、老朽化などの理由徐々に廃車進んでおり、一部静態保存されている。 かつて満鉄勤務した田中季雄は太平洋戦争後に次のように語っている。 戦後になって日本大陸への進出侵略としてとかく悪く言われるが、清国衰退国家の形をしていなかった現在の中国東北地域新しい国をつくった満州国場合は、五族支那満州蒙古日本朝鮮)の民族協和による王道楽土建設目指し満鉄はその新国家動脈として産業発展民生向上に大きく貢献していたと思う。満鉄同地域に残した有形無形のものは極めて大きく戦後新中国発展にも大きく役に立っているはずだ。 — 田中季雄、『日本の鉄道史セミナー』(2005)「第17章 満鉄興亡」p.131 2017年4月6日中国社会科学院長春満鉄研究の中心として「満鉄研究センター」を設立した

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満鉄の遺産

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 22:17 UTC 版)

南満州鉄道」の記事における「満鉄の遺産」の解説

満鉄満洲の地に残した各種インフラは、日本撤退して中華民国返還されたのち、中華人民共和国移り1980年代改革・開放政策が始まるまで、鞍山製鉄所大慶油田とともに不安定な状態が長く続いた中華人民共和国の経済長く支えた長春新京)や大連瀋陽奉天)といった沿線主要都市では、現在でも日本統治時代建築物多数確認することが出来る。 満鉄関連建物多く修復されながら現在も使われており、満鉄大連本社は現在でも大連鉄道有限責任公司事務所としてその建物使用しているほか、大連などにある旧ヤマトホテルは現在も大連賓館遼寧賓館などとして営業続けている。満鉄各線で運行されていた車両一部は、ジハ1型など現在も現地稼働するものもあるが、老朽化などの理由徐々に廃車進んでおり、一部静態保存されている。 かつて満鉄勤務した田中季雄は太平洋戦争後に次のように語っている。 戦後になって日本大陸への進出侵略としてとかく悪く言われるが、清国衰退国家の形をしていなかった現在の中国東北地域新しい国をつくった満州国場合は、五族支那満州蒙古日本朝鮮)の民族協和による王道楽土建設目指し満鉄はその新国家動脈として産業発展民生向上に大きく貢献していたと思う。満鉄同地域に残した有形無形のものは極めて大きく戦後新中国発展にも大きく役に立っているはずだ。 — 田中季雄、『日本の鉄道史セミナー』(2005)「第17章 満鉄興亡」p.131 2017年4月6日中国社会科学院長春満鉄研究の中心として「満鉄研究センター」を設立した

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