海底熱水鉱床とは? わかりやすく解説

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海底熱水鉱床

読み方:かいていねっすいこうしょう
英語:seafloor hydrothermal deposits

海底存在する熱水鉱床海底火山付近熱され海水噴出孔から噴出し岩石化学反応起こして金属などの物質付近に沈殿させることで鉱床形成される

海底熱水鉱床には、鉛、亜鉛などのベースメタル、金、銀などの貴金属さらにはゲルマニウムガリウムセレンテルルカドミウムなどのレアメタル含まれているとされる

資源エネルギー庁2007年より「海洋基本計画」を推進、海底熱水鉱床(およびメタンハイドレートなど)を開発し10年内を目処事業家することを目指し調査進めている。2010年現在伊豆沖縄付近の数箇所有力な海底熱水鉱床が確認されている。

他国でも海底熱水鉱床からの資源回収事業化された前例がなく、技術的課題含めて検討すべき事項多々あるが、資源乏し日本自国排他的経済水域安定的に資源回収できる可能性がある事業として期待されている。

関連サイト
海底熱水鉱床開発計画の推進と 国際海底機構の動向 - 独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
日本周辺海域の海底鉱物資源 海底熱水鉱床- 独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構JOGMEC)

かいてい‐ねっすいこうしょう〔‐ネツスイクワウシヤウ〕【海底熱水鉱床】

読み方:かいていねっすいこうしょう

深海底鉱物資源の一。海底から噴き出した熱水含まれる金属成分冷却され固まり沈殿してできた鉱床レアメタル希少金属)を豊富に含むことから、調査開発が進む。日本近海では、伊豆小笠原沖縄などの海域確認されている。→熱水鉱床


海底熱水鉱床

海底から噴出する熱水低温海水接触することにより、、鉛、亜鉛、金、銀、レアメタル等の金属成分析出沈殿してできた多金属鉱床水深500~3,000mの海底分布している。我が国では昭和60年度から調査開始し沖縄近海伊豆小笠原海域などで鉱床発見されている。

海底熱水鉱床

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 14:39 UTC 版)

海底熱水鉱床(かいていねっすいこうしょう)は海底にある熱水鉱床である。海底熱水鉱床は、海底のうち海嶺などマグマ活動のある場所に海水が染み込み、熱せられた海水によってマグマ地殻に含まれていた有用な元素が抽出され、この熱水が海底に噴出して冷却される事によって沈殿して生成する鉱床である[1]




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