浮巢

デジタル大辞泉

うき‐す【浮（き）巣】

読み方：うきす

アシの枯れ葉などで水面に作ったカイツブリの巣。《季 夏》「流さるる—に鳰(にほ)の声悲し／子規」

隠語大辞典

浮巣

読み方：うきす

1. 船エ窃盗ニ行クコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・大阪府〕
2. 船舶内ニ於ケル一般窃盗犯。〔第三類　犯罪行為〕
3. 船の中を仕事場とする掏摸。刑事の用語。
4. 船内で掏摸を働くことをいふ。〔犯罪語〕
5. 〔犯〕船のことを指していふ、又船内にて働く掏摸の一種をいふ。「巣」は居住所のことを指して云ふ。
6. 浮巣は船舶のことで、又船舶を利用して仕事することを云ふ。
7. 船内で掏摸を働くことをいふ。
8. 船内で働く掏摸の事をいふ。
9. 船内に於ける掏摸又は窃盗犯。「うきすつかい」とも云ふ。〔刑事語〕
10. 舟内の窃盗。岸和田。
11. 〔犯〕船中を仕事場とする掏摸。
12. 船内や、はとばでやるスリ。うきす師ともいう。〔一般犯罪〕
13. 船内での掏摸。浮巣（浮舟）。〔す〕
14. 〔刑〕船内のスリ窃盗。「うきすつかい」ともいう。

分類 す／犯罪、刑事、刑事語、大阪府、掏摸と犯罪者、犯、犯罪、犯罪者、犯罪語

浮巣

読み方：うきす

1. 舟ニ乗ルコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・和歌山県〕
2. 乗船することを云ふ。

分類 和歌山県

浮巣

読み方：うきす

1. 舟ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・宮崎県〕
2. 船ノコトヲ云フ。〔第七類　家屋其他建造物之部・東京府〕
3. 船ノコトヲ云フ。〔第七類　家屋其他建造物之部・京都府〕
4. 船ヲ総称シタルコトヲ云フ。〔第七類　家屋其他建造物之部・茨城県〕
5. 舟ノコトヲ云フ。〔第七類　家屋其他建造物之部・三重県〕
6. 舟ノコトヲ云フ。〔第七類　家屋其他建造物之部・富山県〕
7. 舟ノコトヲ云フ。〔第七類　家屋其他建造物之部・岡山県〕
8. 舟ノコトヲ云フ。〔第七類　家屋其他建造物之部・徳島県〕
9. 舟ノコトヲ云フ。〔第七類　家屋其他建造物之部・福岡県〕
10. 舟ノコトヲ云フ。〔第七類　家屋其他建造物之部・大分県〕
11. 同上（※「うき」参照）。〔第五類　一般建物〕
12. 香具師仲間にて、舟といふべき場合に用ゐる隠語也。鳰の浮巣に譬ふ。この鳥は多く葦の枯れ葉などにて巣を作るが故に、水増せど浮びて浸されず。一転して住処の定めなきにいふ。
13. 船。〔盗〕〔不〕
14. 汽船・ボート。
15. 船を云ふ。
16. 船。〔露天商人用語〕
17. 船舶。清水、高松　闇屋仲間。
18. 船、川蒸汽。〔掏摸〕
19. 船舶。〔闇屋〕

分類 ルンペン／大阪、三重県、京都府、大分県、宮崎県、富山県、岡山県、徳島県、掏摸、東京府、東京／香具師、泥棒／不良少年、犯罪者／露天商人、福岡県、茨城県、闇屋仲間、露天商人用語、香具師

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季語・季題辞典

浮巣

読み方：ウキス（ｕｋｉｓｕ）

水鳥の一種のカイツブリが水面に作る巣

季節 夏

分類 動物