活化計画の影響
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「アベニュー・オブ・スターズ (香港)」の記事における「活化計画の影響」の解説
2015年7月、行政府の康楽及文化事務署は水面下で、新世界発展社から香港政府の都市計画策定委員会である城市規画委員会(中国語版)(英語: Town Planning Board)に対し、チムサーチョイ・プロムナードとアベニュー・オブ・スターズの改修計画案を提出させた。計画では、改修工事は7年間かけて段階に分けて行われることとされており、工事完了後はチムサーチョイ・プロムナードの広さは現状の4.7~12.9メートルと差ほど変わらないが、一部階段を設置される場所は現状の7.5メートルから5メートルと縮小され、そこに多くの飲食店が併設されることとなっていた。その他にも計画では、工事範囲が植えられている363本の街路樹に及び、72本が伐採され、わずか41本のみが現在地に残るというものであった。多くの関係団体は、これらの計画が非公開のまま策定されたことに不満を示し、利益供与の疑いがあるとして司法の場に再審査を申請する構えを見せた。城市規画委員会には約300通もの意見書が寄せられ、その内9割が計画に反対、支持するものは僅か9%のみであった。しかし城市規画委員会の執行部門である規画署(中国語版)は、多くの部局が計画への支持を表明したため申請に反対することができなくなっていた。規画署署長の凌嘉勤は反対意見に対し、「城市規画委員会が計画の審議時に考慮したのは市民の関心であり、経営者らの地位は判断基準としていない」と強調した。 8月21日には申請が城市規画委員会の審議を通過したが、10項目の条件が新たに付加された。その条件には、歩行者用の通路は現状の広さを維持すること、工事期間を短縮し閉鎖期間を3年間とすることが含まれていた。また、計画の承認後、新世界発展社は20年間の管理を請け負うこととされ、2035年には統一的な管理を行う非営利機構を設立させ、その余剰利益は政府に配分されることとされた。
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