法主の権能・権限とは? わかりやすく解説

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法主の権能(法義上)・権限(組織上)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:01 UTC 版)

日蓮正宗」の記事における「法主権能法義上)・権限組織上)」の解説

次期法主候補者があらかじめ公表されている場合次期法主候補者学頭任じられる学頭僧侶として階級権大僧正(ごんだいそうじょう)となる。ただし公表されない場合は、学頭空席のままである法主の下には若干名能化(のうけ)が、法主に次ぐ高僧衆として存在し、現在は12名の僧侶能化の位にある。 日号上人号院号阿闍梨号の授与は、本尊書写教義裁定並んで法主のみの権能」とされている。このような法義上の重要権能正宗認定する重要相伝書の『二箇相承書』および派祖遺文富士一跡門徒存知事』『五人所破抄』『日興条々事』『日興遺誡置文』等に定められ宗規とされており、750有余年渡り引き継がれている、とする。統一的な規律持たず住職個々に文字曼荼羅本尊書写し、信徒下賜する日蓮宗とは対照的である。 日号にちごう)とは、日の字がつく本宗僧侶実名じつみょう)をいい、僧侶得度一定期間ののち、法主より衣を免許される。さらに一定期間ののち、法主より袈裟免許されるが、この時に日号免許される。ただし能化権僧正以上)の高僧しか存命中に名乗ることは許されないまた、まれにみる篤信在家信徒に対して存命中に日号法主より免許されることもある。死去後袈裟免許前の僧侶篤信在家信徒法主により戒名中に日号つけられる場合がある。上人号は、本宗では高僧敬称尊称というより実質的には、法主ないし法主経験者の位号である。なお、法主免許により、僧正上の能化遷化後に追号権僧正能化追贈されることが通例となっている。大僧都の者にも、逝去後追贈されことがある院号は、能化補任の際に法主より免許される。阿闍梨号は、僧都上の者が願い出により法主より免許される。存命中に免許されていなくても大講師上の者に逝去後追号されることがある

※この「法主の権能(法義上)・権限(組織上)」の解説は、「日蓮正宗」の解説の一部です。
「法主の権能(法義上)・権限(組織上)」を含む「日蓮正宗」の記事については、「日蓮正宗」の概要を参照ください。

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