能化とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 宗教 > 仏教 > 教義 > 能化の意味・解説 

のう‐け【能化】

読み方:のうけ

《「のうげ」とも》仏語

師として教え導く者。衆生教化する仏・菩薩(ぼさつ)をいう。⇔所化(しょけ)。

一宗派の長老学頭などのこと。


能化

読み方:ノウゲ(nouge)

仏教用語で師となって弟子教化する者。


しょけ・のうけ 【所化・能化】

仏教用語仏・菩薩や師によって教化される者を所化といい、教化する人を能化という。一般的には修行中の僧を所化という。→ 能

能化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/24 13:39 UTC 版)

能化(のうげ、のうけ)は、仏教用語。

僧侶社会において長老、学頭などの指導者、先生、師範のような存在を呼ぶ。学問上の指導者としての側面が濃い。

また、師として人を教え導く者。衆生を教化する仏、菩薩などをいう。

語源

能く化すということ。「化」とは教える、指導するという意味。衆生を教化する存在。

浄土真宗本願寺派の能化職

浄土真宗本願寺派西本願寺では、門主良如の時代に僧侶の教育機関である学寮(後に学林)が設けられ、その学長として能化職が置かれ、学生は所化(しょけ)と呼ばれた[1]。以後、能化職は約150年間続いたが、第7代能化・智洞の時に三業惑乱と呼ばれる混乱を招いたことから[2]、本願寺は能化職を1807年文化4年)に廃止し、1824年文政7年)に任期1年の勧学職を置いた。なお、本願寺派は学寮・学林を龍谷大学の前身とし、歴代能化を学長相当とみなしている[3]

  • 准玄 - 史料により能化とみなす。龍谷大学は歴代学長の一人と見なしている。龍谷大学所蔵の「能化講主勧学名帖」では准玄を「講僧」とし、西吟を初代能化としている[4]
  • 西吟 - 初代能化
  • 知空 - 第2代能化
  • 若霖 - 第3代能化
  • 法霖 - 第4代能化
  • 義教 - 第5代能化
  • 功存 - 第6代能化
  • 智洞 - 第7代能化

その他

脚注

[ヘルプ]

関連項目

  • 所化

「能化」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



能化と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「能化」の関連用語

能化のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



能化のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの能化 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS