知空とは? わかりやすく解説

知空

読み方:ちくう

江戸前中期浄土真宗本願寺派の僧。山城国生。字は性応、諡は演慈院、号は大可子・臥叟。山城真覚寺明性の第四男として生まれ、兄円海学び泉涌寺光明寺経て西本願寺学寮能化西吟師事する。師の入寂二代能化任じられ50余年在職その間京都六条学寮再興し、また諸国巡化して布教尽力した享保3年1718)寂、84才。

知空

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/06 08:56 UTC 版)

知空
1634年 - 1718年9月7日
寛永11年 - 享保3年8月13日
性応
大可子・臥雲叟
諡号 演慈院
生地 山城国
宗旨 浄土真宗
宗派 本願寺派
寺院 山城真覚寺、光隆寺
円海、西吟
弟子 若霖
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知空(ちくう、1634年寛永11年) - 1718年9月7日享保3年8月13日[1])は、江戸時代前期から中期にかけての浄土真宗の学浄土真宗本願寺派第2代能化

概要

俗姓は渡辺、は性応、は演慈院、は大可子・臥雲叟。山城国真覚寺に明性の四男として生まれ、はじめは兄の円海に学ぶ。浄土真宗本願寺派初代能化西吟に師事し、光隆寺を開いて住職となる。1660年万治3年)、第2代能化に任じられる。各地の異義を破し真宗正義の宣布に努め、諸国を巡化して布教に尽力した。1695年元禄8年)学林[2]を再興した。弟子に若霖(第3代能化)がいる。

著書

  • 『三帖和讃首書』
  • 『正信偈要解首書』
  • 『鷺森含豪』
  • 『安楽集鑰聞』

脚注

  1. ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus
  2. ^ 学問を勉学する寮舎。大谷派では学寮という。

参考文献

  • 『真宗辞典』(法蔵館)
  • 『真宗新辞典』(法蔵館)



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