沖縄県の市外局番変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 23:28 UTC 版)
「日本における市外局番の変更」の記事における「沖縄県の市外局番変更」の解説
沖縄県では、1972年の日本復帰に伴い、沖縄県の市外局番として、すでに宮崎県で使用されていた上3桁「098」のうち、当時未使用だったCのコードである8・9・0が割り当てられることになった(現在では天気予報用番号として1も割り当てられている)。沖縄本島から沖縄県外へ(または沖縄県外から沖縄本島へ)直接市外局番から通話可能になったのは1972年10月からである。1983年には名護市以北の沖縄本島北部が0980に、1990年には那覇市ほか沖縄本島中南部および周辺離島(沖縄県の約8割)が098にそれぞれ統一された。 復帰前の沖縄本島の市外局番 04 - 国頭郡国頭村・大宜味村・東村042 - 国頭村 043 - 東村 044 - 大宜味村 05 - 名護市、国頭郡本部町・今帰仁村052 - 名護市名護(旧名護町)・屋部(旧屋部村)・羽地(旧羽地村)・屋我地島(旧屋我地村) 055 - 名護市久志(旧久志村)(052と055は末尾の2と5が市内局番になった可能性があり) 056 - 今帰仁村 057 - 本部町 06 - 石川市、中頭郡与那城村・勝連村(以上現在のうるま市)、国頭郡恩納村・金武村(現在の金武町)・宜野座村063 - 与那城村・勝連村(いずれも現在のうるま市与那城・勝連) 064 - 石川市(現在のうるま市石川)・恩納村・金武村屋嘉 068 - 金武村(屋嘉を除く)・宜野座村 07 - コザ市(現在の沖縄市)、具志川市(現在のうるま市)、中頭郡美里村(現在の沖縄市)・読谷村・嘉手納村(現在の嘉手納町)・北中城村072 - 具志川市 076 - 嘉手納村・読谷村 077 - コザ市・美里村(いずれも現在の沖縄市)・北中城村(末尾の7は市内局番) 08 - 那覇市、浦添市(1971年5月 - )、島尻郡豊見城村(現在の豊見城市)・南風原村(現在の南風原町)08-E→(1971年5月 - )08-DE - Eコードが2~4→32~34、5→55、8→68 09 - 宜野湾市、浦添市( - 1971年5月)、糸満市、中頭郡北谷村(現在の北谷町・西原村(現在の西原町)・中城村、島尻郡東風平村・具志頭村(以上現在の八重瀬町)・玉城村・知念村・大里村・佐敷村(以上現在の南城市)・与那原町092 - 糸満市 093 - 東風平村・具志頭村 095 - 与那原町・西原村・大里村・佐敷村・知念村・玉城村 097 - 宜野湾市(西部・南部)・浦添市(1971年5月より那覇局08に変更)・北谷村 098 - 宜野湾市(東部)・中城村(097と098の末尾の7と8は市内局番) 1972年5月15日実施(本土復帰に伴う変更) 08-DE→0988-DE→現在098-8DE(那覇市・浦添市・豊見城市・南風原町) 07-E→09893-E→現在098-93E(沖縄市・北中城村、Eコードは7・8) 北中城村はその後Eコードは一部を除き5のみとなる。沖縄市は5~8以外も使用。 09-7→09889-7→09893-6→現在098-936(北谷町) 現在は926なども使用 09-7→09889-7→現在098-897(宜野湾市西部と南部・西原町の一部) 現在は898・899・890なども使用 09-8→09889-2→現在098-892(宜野湾市東部) 現在は893なども使用 09-8→09889-2→09889-5→現在098-895(中城村) 042→098042→現在0980-41(国頭村) 現在は50も使用、42はソフトバンクに再割り当て 04E→09804E→現在0980-4E(大宜味村・東村、Eコードは3・4) なお43局は2000年代以降2000番台以外は名護市などでも使われるようになった 05E→09805-E→現在0980-5E(名護市、Eコードは2・5) その後Eコードは3・4が追加、北西部の羽地地域は8となる。 057→098057→09804-7→現在0980-47(本部町) 町北部の上本部地域は09804変更後09804-8となり、現在は0980-48。 056→098056→現在0980-56(今帰仁村) 063→09896-3→09897-8→現在098-978(うるま市旧与那城町・旧勝連町) 津堅島を除く島嶼部は09896-7→09897-7を経て、現在は098-977。 064→098964→09896-E→現在098-96E(うるま市旧石川市・恩納村・金武町屋嘉) Eコードは4のほかに5も追加、その後恩納村は中部が6、北部が7となる。 068→098968→現在098-968(金武町(屋嘉を除く)・宜野座村) 072→098972→09897-E→現在098-97E(うるま市旧具志川市、Eコードは2) その後Eコードは3~5・9が追加。うち現在の098-979はうるま市以外でも使用。 076→098976→09895-E→現在098-95E(嘉手納町・読谷村、Eコードは6) その後Eコードは読谷村北部は8となり、それ以外は6のほかに7も追加。 092→098992→09899-E→現在098-99E(糸満市、Eコードは2) その後Eコードは4・5が追加され、市南部では7となる。 093→098993→098998→現在098-998(八重瀬町) 現在098-993はNTTコミュニケーションズに再割り当てされ、那覇市など本島中南部でも使用。 095→098995→09894-E→現在098-94E(南城市・西原町・与那原町、Eコードは5・7・9) その後4・6・8が追加。09899-5→098-995は糸満市に再割り当て(現在は糸満市以外でも使用)。
※この「沖縄県の市外局番変更」の解説は、「日本における市外局番の変更」の解説の一部です。
「沖縄県の市外局番変更」を含む「日本における市外局番の変更」の記事については、「日本における市外局番の変更」の概要を参照ください。
- 沖縄県の市外局番変更のページへのリンク