沖縄戦跡国定公園
[平和記念公園を望む]
太平洋戦争の末期、沖縄本島では日米両軍の間で激しい戦闘が行われ、両軍の兵員だけでなく、凄絶な地上戦に巻き込まれた県民にもきわめて多くの死者を出した。この公園は、沖縄戦終焉(しゅうえん)の地である摩文仁(まぶに)の丘を中心として、幾多の悲劇を生んだ洞窟のある本島南部の石灰岩地帯を指定した、日本唯一の戦跡公園である。
公園内には、看護隊や防衛隊などに動員され、犠牲となった多くの男女学徒、教員を祀る「ひめゆりの塔」や「健児の塔」などの慰霊碑、摩文仁の丘に整備された平和祈念公園・資料館がある。
これらの戦跡を訪ね、「平和の礎(いしじ)」に刻まれた24万余名の名前と、澄みきっ た青い空や海との対比を目にするとき、戦争と平和について、また、国のありようについて、誰もが深い思いを抱かずにいられないであろう。
沖縄戦跡国定公園と同じ種類の言葉
Weblioに収録されているすべての辞書から沖縄戦跡国定公園を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 沖縄戦跡国定公園のページへのリンク