沖縄の CIA 拠点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:08 UTC 版)
「ペンタゴン・ペーパーズ」の記事における「沖縄の CIA 拠点」の解説
沖縄ステーション 1971年6月13日、ペンタゴン・ペーパーズの暴露によって、沖縄にある米軍基地「知念補給地区」(キャンプ知念) が、実際には陸軍基地にカバーされた CIA 拠点であることが明らかにされ、大きな政治問題となった。それによると、キャンプ知念は、CIA によって「沖縄ステーション」とよばれており、それが極東における不正規戦争での任務に全面的に使用可能な、自己完結型の制限区域であることを説明している。 沖縄ステーションはそれ自体が準軍事的支援資産であり、極東における不正規戦争 (UW) 活動の広範囲における支援が要請される危機的状況では、その基地全体としてこの任務にあてることが可能である。キャンプ知念に位置し、米陸軍基地の表向きのもとで、武器や爆発物から医療や衣類に至るまで、あらゆる兵站物資の貯蔵、試験、包装、調達、配達に必要なすべてのタイプの施設を備えた自己完結型基地で構成されている。それは制御された領域であるため、単独個体や小グループだけでなく、小グループ訓練での秘密情報作戦の対象物を見事に収容することができる。 — The Pentagon Papers "The Strategic Hamlet Program, 1961-1963" その年の9月28日、また同じく沖縄県読谷村残波岬の米軍基地瀬名波通信施設 (ボーロー・ポイント) にある CIA 管轄の通信傍受局 FBIS が「沖縄タイムスが沖縄のCIA基地を暴露」と本国に送信した。1974年に返還され、現在、公園、福祉施設、体育センター、ゴルフ場 (琉球ゴルフ倶楽部) として利用されている。 「知念補給地区」も参照
※この「沖縄の CIA 拠点」の解説は、「ペンタゴン・ペーパーズ」の解説の一部です。
「沖縄の CIA 拠点」を含む「ペンタゴン・ペーパーズ」の記事については、「ペンタゴン・ペーパーズ」の概要を参照ください。
- 沖縄のCIA拠点のページへのリンク