池田孤邨
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池田 孤邨(村[1])(いけだ こそん、 享和3年(1803年) - 慶応4年2月13日(1868年3月6日)[2])は、江戸時代後期の江戸琳派の絵師。酒井抱一の弟子で、兄弟子の鈴木其一と並ぶ高弟である。
- ^ 孤邨の「邨」の字については、同じ作品でも「邨」と「村」を両方使用する例も少なくなく、使い分けていたと考えるのは難しい(岡野(2015)p.26)。
- ^ 孤邨の生没年は従来『扶桑画人伝』などの記述から享和元年(1801年)~慶応2年(1866年)とされてきた。しかし、菩提寺の大雲寺の墓碑銘や『大雲寺墓碑銘考』などにより慶応4年が正しい。生年に関しては確証はなく、没年齢66歳から逆算(岡野(2015)p.26)。
- ^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 84頁。
- ^ 『酒井抱一と江戸琳派の全貌』の作家略歴。
- ^ 太田 (2014) p.67
- ^ 岡野(2015)p.18。
- ^ 岡野(2015)p.26。
- ^ 岡野(2016)p.78。
- ^ 岡野(2015)p.26。
- ^ 下野玲子 「市島春城印章コレクションから画家の用印─池田孤邨を中心に─」『早稲田大学會津八一記念博物館研究紀要』第15号、2014年3月、pp.51-60。
- ^ 福岡市美術館編集・発行 『福岡市美術館所蔵品目録 古美術』 1992年3月、pp.41、217、359。
- ^ 公益財団法人 香雪美術館編集・発行 『中之島香雪美術館 開館記念展 「珠玉の村山コレクション」~愛し、守り、伝えた~』 2018年3月21日、第173図。
- ^ 平山郁夫 小林忠編集 『秘蔵日本美術大観 十二 ヨーロッパ蒐蔵日本美術選』 講談社、1994年11月25日、図17,pp.52-54、ISBN 4-06-250712-9。
- ^ 平山郁夫 小林忠編集 『秘蔵日本美術大観 十一 ウィーン国立工芸美術館 /プラハ国立美術館/ブダペスト工芸美術館』 講談社、1994年5月25日、pp.171-173、ISBN 4-06-250711-0。
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