水際障害中隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:06 UTC 版)
水際障害中隊(すいさいしょうがいちゅうたい)は、海岸線沿いや水際に対上陸舟艇用の地雷・障害を設置し、敵の侵攻を阻止することを任務とする。施設教導隊隷下及び第301から第304施設中隊の5個中隊が編成されている。東部方面隊管内の宇都宮駐屯地で編成された第303水際障害中隊が西部方面隊の第9施設群(小郡駐屯地)隷下に移駐したが施設教導隊隷下に1個中隊が駐屯するため各方面隊地域内には各1個中隊が配置されていることになる。水陸両用車である「94式地雷敷設装置」を装備する部隊である。 水際障害中隊の一覧 第301水際障害中隊(船岡駐屯地)第2施設団 第302水際障害中隊(幌別駐屯地)第13施設群 第303水際障害中隊(小郡駐屯地)第9施設群 第304水際障害中隊(和歌山駐屯地)第4施設団 施設教導隊水際障害中隊(勝田駐屯地)施設学校 水際障害中隊の沿革 1998年(平成10年)3月26日:第301水際障害中隊を船岡駐屯地で新編し、第10施設群隷下に編合。 第302水際障害中隊を幌別駐屯地で新編し、第13施設群隷下に編合。 2001年(平成13年)3月26日:第303水際障害中隊を宇都宮駐屯地で新編。 2004年(平成16年)3月29日:第304水際障害中隊が第303施設隊を改編し和歌山駐屯地で新編。 2008年(平成20年)3月26日: 第302水際障害中隊が北部方面施設隊直轄へ。 第4施設群隷下の第303水際障害中隊が宇都宮駐屯地から小郡駐屯地へ移駐し、第9施設群隷下に編合。 2013年(平成25年)3月26日:第9施設群を改編、第303水際障害中隊を第5施設団直轄部隊に編成替え。 2017年(平成29年)3月27日:第302水際障害中隊が北部方面施設隊直轄から第13施設群隷下へ異動。 2018年(平成30年)3月:第301水際障害中隊(船岡駐屯地)が第10施設群隷下から第2施設団直轄となる。 2019年(平成31年)3月26日:第304水際障害中隊(和歌山駐屯地)が第7施設群隷下から第4施設団直轄に隷属替え。
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