気吹戸主神とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 気吹戸主神の意味・解説 

気吹戸主神

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/08 14:04 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)は、日本神話に登場するである。海原に強風を生み出し罪穢を吹き払う神とされる[1]。伊吹戸主神とも記載される。

概要

祓戸四柱の1神であり、神直日神大直日神 と同神とする伝承が多く、大祓詞後釈 では「此(この)神は、すべて万(よろず)の凶事(まがごと)を、直し清め給う御霊の神にませば、広くいふ時は、早川の瀨に流れ出るより、根国に到りて、さすらひ失(うす)るまで、始め終わりすべて、此神の御霊にあらざることなければ也」と説明される。

考証

  • 倭姫命世記 では、「伊吹戸主、またの名を神直日神・大直日神と曰う」とされる。
  • 中臣祓訓解(弘法大師作と伝えられる書)では、「名を神直日神・大直日神といい、聞き直し見直し給う神」 とされる。
  • 本居宣長は、瀬織津姫と禍津日神を同神とする独特の解釈をし、そのため、気吹戸主神を神直日神・大直日神と同神と解釈した。

出典

  1. ^ 茂木栄 薗田稔 『日本の神々の事典』 学研47頁。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「気吹戸主神」の関連用語

気吹戸主神のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



気吹戸主神のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの気吹戸主神 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS